玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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機動戦士ガンダム00 2 12 宇宙で待ってる

なんか、GN粒子不思議ダブルオッパイ空間は、特に理由もなく終了。特にファ・ユイリィの乱入もなく自然消滅。
思いっきり期待していたのに、ロックオンの全裸が見れなくて涙目。ルイスも特に理由もなく服を着ていて、すごく違和感があった。
一度肌を晒した女が!
んで、なんかルイス・ハレヴィは変な誤解をした。なんか、魂が見れるとか、心の中が見えるって言う、ハマーン様みたいな恥ずかしさじゃなくて、上っ面の声(心の声じゃなくて、白鳥哲も無線で聞ける肉声)と全裸だけのやり取りのようです。悟りが薄い。お前なんかへイヤーガンだ。
もう、学生時代のジャガー・ジュン市みたいに、キャラクターが服を着ていることが許せなくなるイデオン脳。


あと、富野ガンダムでは同じような機体に載っていてもカットインと声で黒い三連星の区別とかはついたのだが、今日はアヘッドだかジンクスが撃墜されるたびにコーラサワーと一般兵を混同して困った。
まあ、不死身のコーラサワーが死ぬわけないんだが。


んで、やっぱり趣味が悪いな。
基本的に、人間関係の揉め事は2人っきりで、隠れて立ち聞き。ここらへんはガンダムSEEDから受け継いだんだね。うーん。
っていうか、21世紀のリアル。
ほら、授業中に教師の間違いを発見しても目立つのが怖いので、授業が終わってから個別に聞きに行ったり、空調が効き過ぎだけど目立つのが怖いから風邪を引いたり。若者が共感しやすい。
しかし、大人のキャラまでそれでいいのか?スメラギは管理職ではなく、単なる作戦立案人。
荒熊は大人っていう記号を背負っている分、逆に人間として自由に見える。おれがおっさんに成ったからかなあ?
まあ、スミルノフも雨宮先生みたいな上官と2人っきりで問答して緘口令とか言われるんだが。
やっぱ、組織の格は副長で決まるよなあ。ドレンとかチャコティ副長とか。そういうつながりがないと寂しい。でも、今の世代にはそういうつながりは書いても理解出来ないし、書くのもめんどい。
刹那はガンダムバカなんだから、もっとヤッタラン副長みたいにオフの時はひたすらガンプラを作ってくれたらバンダイ的にもオッケーだと思うんだが。*1


んで、なんかティエリアの怒り任せのセリフを沙慈は重く受け止めてグダグダ回想して煮え切らない。
セッちゃんが「お前の戦いをしろ!」っていうのは男らしくてカッコよかったけど、沙慈が泣いてるのを高みの見物をしていた刹那・F・セイエイは趣味が悪い。
「やるきになったようだな!さじ・くろすろーど!おれもつきあう!」
って、後先考えないでキャラクターが動いたらストーリーも躍動するんだが、それは躊躇するのか。
全体的に元気が無い。
イデオンのコスモは元気が良すぎてオタク層には受けが悪かったらしいが?いや、キャラの皆がおたくっぽくならなくても・・・。


カタロンとソレスタの横のつながりはリガ・ミリティアとバグレ隊以下。んで、なんか艦隊消滅。
だ、ダメ組織過ぎる。ティターンズエゥーゴもわりとワザとダメ組織として描いてあったらしいんで、まあ、それでいいんだけどさ。せめて、情報交換くらい。
っていうか、国家以前に政治的行動がないなあ。いやー、やっぱり管理職は必要だわ。スペシャリストばかりのガンダム00を見てたら、逆にジェネラリストの大切さを実感。


あと、ガンダムSEEDコードギアスガンダム00と、基本的に使用言語は日本語。アロウズの端末まで。
子供向けですね!
ま、アムロが見てたコアファイターの弾道軌道計算方程式は嘘っぱちで、「おれらスタッフがコンピューター分かるわけないじゃん。てきとうに書いた」って、富野監督はゆってた。でも、とりあえず、英語くらい。


新型がヘボイので、イノベイターが一気にジェリドレベルに。
リボンズも心が狭く成った。
リボンズ「人類の10分の9を抹殺しろと命令をされればこうもなろう!私は機械ではない。任務遂行の為に遺伝子を強化した者だ
しかも脳量子波コントロール出来る。手足を使う事なく動かせるこの機械を使う私を、アレハンドロと同じ様に見下すとは!つくづく人間と云うものは、御し難いな!」
刹那「そうさせたのは、蒼月昇の名を外せないあなたでしょ!」
リボンズ「まだ言うか!」
っていう。


質量のある残像で機動戦士ガンダムF91オマージュ
ぶふーっ
動物化してるなーッ
自分が判らなくなっているのね・・・。自分のしたいことがわからないから、前の人と同じ物を出しておけばいいって。
せやけど、見た目だけを真似ても、本当の芸にはならしまへんえ。
型は大切ですけどな。
イノベイター鋼の錬金術師ホムンクルスみたいな根暗集団っぽくなっていくのは、水島精二監督のオリジナルっぽいので、そこら辺のグジグジ金玉を弄ってるような感覚を伸ばしていって欲しい所。
恥ずかしくてカッコ悪くても、理由もなく真似るよりは俺はおまえの本気が見たい!
でも、なんか元気も本気も無くて、拗ねてる印象。
福田巳津夫監督も「ガンダムはみんなに批判されるし」って凹むし。Gガンダムは「自分の好き」をやりたい放題だったなあ。香港とか。


なんか、最近読んだ(タイトルは失念した)情報化社会についての論文を思い出した。
メリケンでは情報の集積と経年情報の放出が一応国家に認められてて、その情報を咀嚼してまとめる本もたくさん出てるんだと。
でも、ヤーパンでは情報を収集して流通させる枠組みには熱心だけど、自分でまとめて圧縮して見やすくしたり、それを相互参照して議論したり、そこから自分の意見を組み立てるって言うのが下手なんだって。そんで、ひたすら膨大な生データが積みあがる。
ヤーパン人はその生データをざっと眺めて「何が流行っていて受け入れられるか」っていう事ばかり気にしていて、「間違っているかはわからんが、俺はこれが大事だと思う!どうよ!?」って言う姿勢がない。だから、もうちょっと自分の考えを大事にしたら?
っていうのが、その論文の一応の結論でした。


これ、マーケティングとかじゃなくて、生物学者の書いた論文でした。あー、学会でも自分の意見の正しさよりも周りに認められるかが大事なんだ。
と、暗澹たる。
「自分の意見」が認められる
ではなく
自分の「意見が認められる」
事が大事。
そういう承認欲求の快感を求めているだけだ。
それで、自分の意見は無いけど、とりあえず前に売れたものに似てるものとか、最近流行っているものを自分の意見にするわけ。
学者でさえそうなんだから、水商売のアニメが「最初は世界情勢をリアルな世界観で描く」というのが「300年後にリアルって言うのはリアルじゃネーだろ」とかdisられたら、「キャラ人気はあるから、キャラアニメにするぜ!」って路線変更。
つか、売れ線を狙うのはガンダム00のファンのライト腐女子の同人誌の題材みたいなもんだからな。ガンダムダブルオーはそこらへんも同人感覚。


そりゃ、最初のガンダムガンダムXも思い切り放送短縮しましたけど、軸は変えなかったじゃん。むしろ、ニュータイプって言う軸を(富野はスタッフにも)隠して最初から温めていたと言う。
そりゃ、まあ、自分の意見に拘るよりは、とりあえず認められたほうが給料は出るから、それを否定すると「アニメーターは死ね!」っていう事になるから、まあ、しょうがないか。
富野作品が余裕で30年残っているのは、たまたま運が良かっただけで、真似できないよな。
つか、トリトンからの富野作品は、全て今見ても充分面白いんですけど。偶然の確率高いな!


やっぱり、みんなが生き残るためにはロックな作品を作るよりはポピュラーに認められないとな。
ロックは死んだ!
のか?


いや、だが、出崎統は今でもカッコいいスポーツカーを乗り回して、美少女ゲームもハリウッド映画も源氏物語も自分色に染めまくる。
富野監督は、セルシオに乗っている!そんでネット配信で蛙男商会と同じ戦線に武力介入する。原子爆弾とかオーラ力とかで。


谷口悟朗作品はポピュラーな部分とロックな部分がモザイク構造になってて、珍らかだなあって思う。つなぎの薄力粉をもうちょっと工夫して欲しい気もする。


ダブルオーライザーって、ガンダム大好き刹那にはあるまじき名前だな。ガンダムって付けろよ。
フルアーマーダブルオーライジングガンダムゼロゼロ式アサルトタイプとかで。

*1:追記・ヤッタランじゃなくてケロロだよな。ごめん。古かった