玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

オーバーマンキングゲイナー6セント・レーガンの刺客

レポートを後2時間で書かないといけないし、ぜんぜん寝てないから気付け薬で見た。


大河内一楼氏の脚本シリーズは一段落したといったところか?吉田健一氏はアニメーションディレクターであって、作画監督ではないんだなあ。
ぼくがおもしろいなあ、と、おもったところは、
キンゲって本当に物が落ちてきたりうっかり転んだり偶然ぶつかったりする描写が多いよなあってことです。
ここまで執拗に描かれるという事は絶対に意図があるのであるな。アニメなんて意図がないと動かんのだから。
まー、人生の本筋って言うものはウッカリぶつかり合う事かもしれませんけどね。
そこはほら、
ウッカリぶつかって受精!
君と出会って胸をあわせば生命が!誕生!
ちょっと待て!オレに娘なんてそんなバカな・・・こともないか。
はっはっはっはっは!
おもしれーなあ!オイ!
チェーンガンどかーん!
こっちにだって、こっちにだって・・・オーバースキルが、在ぁぁぁぁぁる!!!


アニメェ〜ションという、「作為」のみによって構成されているような作品において偶然という「無作為」を戦闘シーンやギャグシーンのテンポの一部として巧みに織り込んでいるキングゲイナーはまさしく「無作為の作為」を「変なロボットアニメ」で実践したという事なのである。
つまり、富野由悠季千利休にも匹敵する現代のハゲなのである。
イアラー!


まあ、それはそれとして、ゲイン・ビジョウがかわいそうかったです。
ゲインは父親に成る事を拒否しているようには見えなかった。だって、今の今まで娘がいる事は知らんかった訳だから。(まあ、未来なんだから避妊はちゃんとしろよなーとは思うが)
いつだって子どもを生ませる覚悟の在る男だ。
だが、今はエクソダス請負人という仕事があるのだ。アスハムに付いていくわけにはいかんのだ。
というのが夕日のゲインの哀愁なのである。
まあ、エクソダスは彼にとって仕事なのか夢なのか、微妙なところなのだが。男をやってるんだよね・・・。