玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。旧玖足手帖から記事・ブクマを引き継ぎました。


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オーバーマン キングゲイナー 24 オーバーマックス

脚本, 高山治郎. 絵コンテ, 斧谷稔. 作画監督, 井上哲 西山忍. 演出, 羽生靖尚.


作画が荒れている。のだが、ところどころとても良い絵がある。ハーモニー止め絵もいいが、割とアクションシーンでオーバーマンの質感がいい感じの所もあり。人間のデッサンが下手なところでも、もともとの構図やポーズで難しいものを書こうとしてる感じだったり、芝居としてはいい所もあり。
キャラデザやメカデザやレイアウトがいいけど書き切れなかったり。
が、タイミングがかったるい所もあり。
つまり、歪なんですな。玉石混交。らきすたとかつるっとした絵柄だったらそんなに統一感の無い絵になる感じは無いんだろうけど。
マンガの安定感て絵としてのレベルよりも、一作の中での統一感をあわせることが大事だったりするし。ねえ。

というか、どうも今回はシナリオと演出と作画などの段階での意思疎通が上手く言ってないような印象。説明セリフが少ない上に変なシチュエーションなので、視聴者的にもよくわからんが、作ってる人も大丈夫か?
シルエットマンモス・バッハクロンにアスハム・ドミネーターの投げた氷の槍が刺さって数人死んだと思うのだが、Bパートではきれいに塞がってるんですけど・・・。
シルエットマシンはシルエットを即座に修復できるのか?2号機?っていうか・・・。ちゃんとしろよ!!ベローは何気にバッハ・クロンの機長としてカッコいいと思う。


バトルフィールドもゲイナー君とゲーセン民のネットゲームオーバーマンバトルの世界、アスハムとゲインの戦う氷の門の中の平行世界、ヤーパンの天井とブラック・ドミの戦う現実の世界という3つの戦場がある。
で、オーバーデビルは3つの世界を行き来できるという。
それからオーバーデビルの眷属である君主型オーバーマン(キンゲ、ドミネ、エンペランザ)も2つ以上の世界を移動していたりまたがっていたりできる。
ので、わかりにくい。えっと、晴れてる方が氷の門で曇ってる方が現実です。
でも、ゲインが行ったり来たりする結構タイミングがわかりにくいので、ビデオで2回くらい確認した。一応ミイヤの紋章を使ってワープしてるって言う描写はあるんだけど、移動するオーバーマンの周りに対比物が無いし、コックピットの顔アップが多いので移動がわかりにくいんだよなー。印象に残りにくい。
アイシング・ゲートの中の世界をもうちょっと異形として描くなりしたらわかりやすかったかも知れんけど、そうしたら説明セリフが増えて印象が散漫になるだろうか?
どうも、設定の多さに対して監督が意図的に設定を説明するのを拒否してアクションを見せようとしているのだけど、設定がわからんと言う事が落ち着かないのでアクションも引きずられて視聴者は印象がつきにくいし、作画スタッフも良くわからないで芝居をさせられるという所があったのかもしれん。
(うーん。俺、富野信者なのにボロクソに言ってるなあ)
これ、今川泰宏監督の機動武闘伝Gガンダムのデビルガンダム最終決戦の富野版だと思うんです。今回の24話はキッズ・ムント=ウルベ・イシカワとして、今までのシベ鉄オーバーマン復活怪獣=グランドマスターガンダムをやっつける話だと思う。シベリア鉄道とヤーパンが連合するし。なんかオーバーマンはみんなゴッドガンダムみたいな後光を背負ってるし。
Gの終盤も作画は止め絵が多かったし。(主に師匠の死ぬ回でエネルギーを使い切ったせいで)
でも、「シャッフル同盟拳!」みたいにわかりやすく区切りになる場面が無いから、ちょっと流れたかなあ。いや、まあ、Gガンダムは極端な例ですが。
そこら辺が富野監督と今川監督の違いだよなあ。うーん。今川監督も渋い時は地味すぎる作風だったりするが。


一応、氷の門の中の世界については裏設定らしきものがあったりするらしいですが。

134 名前: あきめん ◆gfFjaqv/HU [sage] 投稿日: 04/06/04 10:55 ID:???

俺が勝手に語っていいのなら云うけど

オーバーデビルは

有能な博士が作ろうとしたわけだが

本人は自分が作ったと思っているが

作らされたんだな

むこうがわのひとに

141 名前: あきめん ◆gfFjaqv/HU [sage] 投稿日: 04/06/04 10:59 ID:???

オーバーマンは通常

小さな宇宙を持っているが

オーバーでビルのそれは

ちょっと大きかったのだな

人がいたみたいだな

152 名前: あきめん ◆gfFjaqv/HU [sage] 投稿日: 04/06/04 11:16 ID:???

暖かかったからじゃねぇの金

むこうさんは

知性は低いが心を感応させることが得意だったようで

こんな物がもっとあったら良いなぁ

と願うわけだ

両方の世界の破滅に繋がることも知らずに

それを博士は神と勘違い

155 名前: 通常の名無しさんの3倍 [sage] 投稿日: 04/06/04 11:18 ID:???

向こうさんは単なる考えなしなお人よしさんか

158 名前: あきめん ◆gfFjaqv/HU [sage] 投稿日: 04/06/04 11:20 ID:???

いや

原生生物

182 名前: あきめん ◆gfFjaqv/HU [sage] 投稿日: 04/06/04 11:33 ID:???

166は172で



オーバーでビルがどうやってこの世を冷やすかを考えたとき

別の宇宙しかかんがえらんないわけです

なぜならば

ねつはたくさんだせるけど

寒さは

  • 270ちょいしかひやせんからな

そんでかんがえた

別宇宙が無理ならば

別空間でも良いよ

グレートウォールに属さない冷えた遊星とかでも良いよ

宇宙の端でも良い

らしいって安田朗氏がゆってた。眉に唾して聞く。でも、デビルは説明がなさすぎるから、こういう妄想で補完するのも楽しい。
大昔の氷の女王がオーバーデビルを作った博士で、初代ミイヤはシルエットエンジンで無から熱を生み出す炎の女王だったら面白いなあ。両方とも地球温暖化とエネルギー資源枯渇の対策として開発されたとか。
ブリュンヒルデキングゲイナー(XAN)はその副産物で。
んで、デビルガンダムと一緒で環境対策のために発動させたら大変動が起こって人が住めなくなったとか。
オーバースキルは別の宇宙での違う物理法則によるもの?おおー!キンゲってハードSFだったのかーっ。説明、無し。


ほんで、氷の門はそういう別世界なのかなあ。ゲイナー君のいる地球では鉄道の所が氷の門の中では川に成っていたりして、地形も違うし時差も在るみたいです。ただ、そこら辺も絵で見てパッと分かるつくりになってないのは返す返す残念。デビルの足元のアップくらいしかなかったしなあ。
氷の門の向こうの世界は森と青空と太陽と川しかなかったけど、むこうがわの原生生物の人は見えないのか、大変動の時に地球のオーバーマンにマクロス7のプロトデビルン的に宿っていなくなったのか、死んじゃってるのか、謎です。
ブラックドミに宿って向こう側の人が出てきたのかもしれないし、あれはオーバーフリーズで取り込まれたゲーセンの人だったかもしれん。オーバーデビルは平行世界を行き来する幽霊オーバーマンか。
ゲインがオーバーデビルがネットゲームに干渉して現実世界から消えたのを「チャンスに変えてやる」って言うのは、オーバーデビルの注意力が散漫に成って氷の門の守りが手薄になったということか。


それで、オーバーデビルもブリュンヒルデとおなじく主を失ったけど、命令は生きていて、時代が変わっても地球環境を改善するためにオーバーフリーズをさせまくるのかなあ。



つまりどういうことかと言うと、設定凝りすぎて説明しまくるSFもつまらないけど、設定が物すごいのに説明しないのがキンゲ。説明しないけど、キャラクターも誰一人として理解してないけど、在るものは在ると言う哲学で作品世界を淡々ト切り取ってるのがトミノなのか?
ダンバインバイストン・ウェルの説明をしすぎたという反省があるのかもしれないし、難しい問題です。


でも、とりあえず、キンゲはノリだけで何となく作ってるものではないという事は言っておきたいというのが私の立場。
何となくで作って、こんなに訳のわからないものにはならない。
うーん。総監督がちょっと説明しなかったのかなーって気はする。

  • 設定の話を多くしたので、感情的なところを書く。

まあ、キンゲに限らず富野アニメにはいろいろな人の意見があって、富野アニメというよりはその人の視点だなーって思う。僕は信者なので自分では富野アニメをべた褒めしてるつもりだけど、案外そうではないかもしれん。テキトウです。
だから、あんまり人の意見よりも正しいことを書こうとするよりも自分で思うところを書く程度でよいな。


だので、僕は人格破綻者なので、今日は人格障害について書く。
今回の24話は、絶望に落ちた人が立ち直ろうとして周りに迷惑をかける話。
「えー?どこが立ち直っているのダ」という感じではありましょうが、こういうことです。22話ではシンシ・レーンアは自分の人生が作り物だったという無力感を味わって絶望してオーバーデビルを呼び出した。アスハムはほしい物を手にいれられないけどオーバーデビルという道具を使って見せかけの万能感を求めた。
それでどうなったかというと、ぼんやりと歩いてるオーバーデビルにくっついてるだけ。
シンシアは黙りこくるだけ。
アスハム・ブーンは「すでに、すでに、すでに! このオーバーデビルが復活したことは世界中に広まっていよう! さて、シベリアが動くかロンドン・イマが来るか、それとも神が降ってくるのか? なあ、シンシア殿?」
と、子安武人ボイスで叫ぶ。
が、ヤーパンの天井以外には完全に無視されている。退屈したアスハムはドミネーターを使って氷の槍をヤーパンの天井にぶん投げてピープルを殺傷する。
「ゲイン! この氷の槍が、我が胸の内いいいいっ!」
さびしいんじゃん。
かまってちゃんか。
18話の不安の話でもあったけど、絶望しっぱなしで引きこもるって言うよりは、何かしら動きつづけてしまうって言うのが人間と言うものかもしれん。
ただ、アスハムは人間不信だからか絶望に凝り固まっているからか、自分はアイシング・ゲートの中からは出なくて、自分の認めたゲインが入ってくるのを待ってるんだよな。で、ゲインの銃弾を受けたらアスハムのオーバーフリーズした右手の氷が砕ける。
単にアクションするためかもしれんけど、アスハムは攻撃されても構われて嬉しかったのかもしれん。
ホモい。
でも、ゲインってアナ姫に「ゲイナーに絶好させられたら慰めてくれますか」だからなあ。ゲイナー萌えでしかも幼女。
ゲインって女子は全員口説いてるけど、みんな他の男とくっついてる。ゲインってなんだかんだ言ってカリンを引きずって他の女には本気じゃない感じ?本気じゃないのがモテるコツかもしれんが。
まあ、アナ姫だったら生理来てないし、妊娠する危険もなくていいかもしれないな!うん。ダメだな。
ゲインって個人的な結婚とか幸せを捨てて請負人という公人をやってんのかなあ?元貴族だし。タラシは親しみやすくするためのふりで。
それはゲイン自身がエクソダスの失敗と言う絶望から立ち直るために仕事って言うドライな人間関係でも人とのつながりを作っていこうと思ってるからかと。
そういう風に前回書きました。
宗教的な神以外のものを希望とするんなら人間同士の構いあいかと。


今回のゲイナー・サンガ君もゲーム世界で技を磨いたわけだけど、全世界のゲーマーに構って貰った上にゲームチャンプとしてみんなに認められるっていう自己実現パワーだよな。自分自身を超えようとしてゲームしまくってるうちに前人未踏の初代キングとか。
(カテズ以外のゲーセンもたくさん出たらもっとネット社会っぽい面白さが出たと思うので残念。クラッシュギアバトルスピリッツみたいなサンライズ男児ゲームに引き継がれた?)
しかし、ゲイナー君のサクセスストーリーはどこまで行くのか。最初はエクソダス反対派のはみ出し者だったのに、クラスメイトからアデット先生、サラ、ガウリ、ゲイン、シンシアという風に着々とみんなに認められるのがすごい。
アナ姫はゲイナーのゲーム廃人ぶりについて、

アナ姫「ゲイナ−って、ゲームをやっているときって一番リラックスできるって言ってましたから」
マルチナ「ゲームだと!? オーバーデビルとの戦いを、遊びごとでやるのかい?」
アナ姫「違いますよ。リラックスしなければ力を出せないときってあります。それに、ゲイナーは
ゲームをやることで、精神力を鍛える努力だってした少年ですよ。現実と対決するために、です」
マルチナ「ああ、想像力があるんだねえ…オーバーデビルも、人が創造したものなんだよねえ」
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Brush/8398/king.htm#k24

って言う。アナ姫はやさしいなあ。僕も現実的には糞ニートで無力感があるけど、ブログを書いてたり自分の書いたブログを見るとリラックスできます。なんか現実には無い居場所があると思えるんですね。心理学的に言うと幼児の安全基地みたいな。
私もおかげさまではてなキーワードの「富野」と「ガンダム」でキングの称号を得ているから、(キングゲイナーは3位)なんとなく親近感が沸きます。
http://k.hatena.ne.jp/nuryouguda/
イデオンも前はキングだったけど、なんか消えた)
現実逃避も本気でやったら現実です。
いや、まあ、ゲイナー君みたいにわかりやすく現実にブログを生かせてはいませんが・・・。ブログを書いたらやっつけられる敵みたいなのもいないし。就職試験ではちょっと役に立った。


で、ゲイナー君がみんなと楽しそうにゲームをしているのを見て、シンシアは天岩戸のアマテラスみたいに「ゲームしようぜ!」って出てくる。


だが、アスハムやシンシアみたいに絶望して人格が破綻しちゃってる人が人ともう一度かかわろうとすると、それは恋愛依存のボーダーライン症候群の人みたいに迷惑をかけるようなやり方になっちゃうのかなあ。ゲーム画面を通じてオーバーフリーズさせるし。(なんで濡れるかは謎。体液が凍って体外に出て濡れてるんなら脱水症状で死ぬよなあ)
とりあえず、キッズ・ムントは死ぬ。
これ、パッと見は不必要にあっさりキッズ・ムントが死んだように見えるんだが。
確かに、秒数としては1分も無いし、キングゲイナーの活躍の裏に隠れてるけど、酷い死に方ですやん。
なんというか、これは、女の恨みっぽいなー。
キッズ様はオーバーデビルの部品を使った原子力発電所みたいアガトの結晶を権力の源にしていたが、なんか暴走して制御不能の核兵器みたいなオーバーデビルになってしまったんで元気を無くしていたのを、キッズに弄ばれていたらしい老婆のマルチナ・レーンに「オーバーデビルと一体化したらもう一度力を手に入れられるよ」ってそそのかされて行ったんだよな。
だが、オーバーデビルと一体化しているシンシア・レーンにとってはキッズは自分の家族の人生を弄んでいた張本人。
そりゃあ、殺しますよ。
前回もキッズが迎えに来た途端にデビルは嫌がってブラックドミを粉砕したし。
あと、今回はゲイナー君とゲームをしていた途中なので、前回よりもシンシアに元気がある。だから、今回は全部殺す。
なんというか、ボーダーライン人格障害の女の子がうつ状態からちょっと立ち直りかけたときに「こうなったのは全部親のせいだ!」って斧を持ち出すとかそういう感じ。あるある。
基本的に富野アニメに出てくる癇癪持ちの女の子はボーダーかもしれん。
ほら、キッズ・ムントを殺したのはシベリア鉄道警備隊製作のオーバーマンに化けたブラック・ドミだからな。ブラック・ドミはオーバーデビルが生み出した卵です。
つまり、シンシアが自分の人生を否定して、自分の人生を操っていた父親であるところのキッズ・ムントを殺害したって言うわけ。自分の人生と、キッズとのかかわりそのものがシンシアの絶望要因。
だが、キッズ・ムントは自分がシンシアの父親代わりだというだけでシンシアは自分を慕っていると思い込んでいるから、オーバーデビルも自分を受け入れてくれると思う。それは自分の人格を親が全く否定してる事だと思うよな。
「あんたにはカードを持ってみせるような見せ掛けの愛しかない!こんな事やられたって、子供にはわからない!伝わらないんだ!」
これはビルドゥングス・ロマン的に父親を乗り越えるっていうよりは「弱い親がしっかりしないで自分に頼りすぎるからこうなったんだ」っていう怨念に近い。まあ、海のトリトンから富野アニメの親ってヘボいくせに迷惑な遺産ばっかり押し付けるっていう印象だからなあ。ポセイドン様も奴隷の末裔に過ぎんかったし。


ただ、キングゲイナーの面白いところは、シンシアはキッズムントを直接殺したわけではないということ。
あくまで、ゲイナー君がブラック・ドミと戦っている時の流れ弾が当たるような所にキッズ・ムントの乗っているドミネーター・カプセルを引きずっていったこと。
(オーバーデビルと絶望を共鳴させている)シンシアには殺意はあるけど、攻撃はしてない。
ゲイナー君はキッズ・ムントを完全に無視して自分の戦いをしていて、キッズを焼いたのはゲイナーを殺そうとしたブラック・ドミの化けたラッシュ・ロッドの炎。で、偽ラッシュロッドは偽ブラックメールのバルカンに撃たれて、偽ブラックメールもラッシュロッドと相撃ち。
いまいち意図が読み取りにくいけど、簡単に言うとキッズ・ムント自身が今まで他人を傷つけてきたということを思い知らせて、自分に殺されるって言う風にしたのかな。
あと、シンシアは「ゲイナー君や人間をオーバーマンで傷つけるのが嫌だ」と言いたかったのにキッズが聞いてくれずにやーパンの人をアガトグラビティで殺傷したことに対して絶望していたのだから、その気持ちを思い知らせたかったのかも。
これって短くてあっさりしたシーンだけど、わざわざこういう入り組んだ殺し方をしてるって言うのは案外シンシアとマルチナの恨みの深さによるもの。むしろ、あっさりしたシーンにしないと女の怨念が怖すぎです。
デビルはそういう黒い感情を行動に移させるのかー。
あと、これはキッズの人生が間違っていたと思い知らせるって言うことと同時に、ゲイナー君の戦いの巻き添えで殺させるって言うことも重要。
つまり、女の子的には「自分が父親を殺すのではなく、自分の男が自分の代わりに父親を殺してくれること」が重要。自分では罪の意識を負いきれないけど、自分の好きな男が父を殺してくれるような状況を作る。
これはカテジナさんがやろうとして果たせなかったことでしょうかね?
(テングラシー・ルースは事故死みたいなものだけど、ウッソはカテジナの実家の思い出の代表だったかも?だからクロノクルにウッソを殺してほしかったのだが。でも、ウッソは子供でもあったのでこれも入り組んでる)
まー、ゲイナー君はキッズの事なんかあんまり気にしてなかったので、ちょっと意味合いは違うか?難しいので今の僕ではここまで。
富野コンテは重い意味があるときこそ軽く流すので怖い。


マルチナ・レーンはキッズ・ムントをオーバーデビルが殺すとわかっていたのだろうけど、キッズには「オーバーデビルの力を手に入れるには一体化したらいい」と言い、アナ姫に「オーバーデビルを誰も制御できはしないのさ」としゃあしゃあと言う。
終盤に登場した解説ばあさんと思いきや、このババアも境界例人格障害というかレイプ被害者が開き直ったような嘘つきババアです。娘も殺されてるしな。恨みを晴らすためには嘘をつきまくりです。信用ならん語り手。いや、しかたないけどな。キッズは悪すぎ。
ただ、キッズが死んだあと「ああ、想像力があるんだねえ…オーバーデビルも、人が想像したものなんだよねえ」とアナ姫に向かって嘆息した。アナ姫はババアの絶望を融かせるでしょうかね?英才教育幼女は希望に満ち溢れているな。
宮崎駿の幼女はわりと直感型の希望が多い気がするけど、富野作品でのしっかりした女の子は割りと教育レベルや倫理観が高い気がする?
いや、宇都宮はゲイブリッジに丸め込まれてたけど。まあ、ゲイブはかしこすぎ。


あと、マルチナが氷の女王の末裔として、熱の女王のミイヤ・ラウジンの末裔のミイヤはなんか他のピープルと一緒に流されてカテズに避難して飯食ったり逆ナンしたりしてた。一応エンペランザの左腕やオーバーデビルの歌に反応してるっぽいんだが、あんまりちゃんとしてない。ただのナオンです。


つまりどういうことかというと、キッズ・ムントやロンドンIMAやメダイユ公のような父親的集団が劣化して、ヤーパンっていう民族主義という母性崇拝の風潮になってるけど、母親の末裔たちもわりと劣化してる。劣化してると言うか、崇拝するほど偉いものじゃなくてただの女です。(マリア・アーモニアも最期にそういうことを言ってたな)
ミイヤってメインストーリー的には生かしきれなくて残念キャラな部分もあるけど、こういう和みシーンみたいなところでもトミノはテーマに絡めてくる貪欲さがあるよなあ。まあ、30分枠を埋めるために回想シーンを入れればいいって言う人じゃないからな。30分枠に入れるからには無駄なことは書きたくない。(鉛筆で絵を描いて字を書くのはだるいし)
そういうところは好きだなあ。視聴者の側が見落としがちになるところもあるんで、僕も全部はわからないけど。でも、数年後になんとなく見直したとき脳の配線が一気につながる快感ってあるよなあ。
これはDVDで一気見してるから?ガンダムSEEDもDVDで一気に見たら面白いかなあ?たしかに、富野信者になってからリアルタイムで見たのはリーンの翼と劇場Zガンダムくらいでテレビシリーズはみてない。今頃ターンエーの意味がわかりかけていると言う体たらく。


まあいいや。


っていうか、そもそも、親とか親殺しって何やねんという話ですよ。
っていうか、キッズ・ムントって親なの?
ムントってドイツ語で家父長権ですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%88%E7%B5%90%E5%A9%9A
娘を所有物にする父親のことか。だから、父親なんだけども。
レーンはドイツ語でレーン法ってのがあって封建法のことらしい。あんまり詳しくない。なんかキンゲってヤーパン以外にもドイツ語が多いのね。ブリュンもか。
ちなみに、サンガはタオの指圧療法http://pia.client.jp/ki.htmlらしい。
ああ、ゲームはボタンとか押すからな。そんな理由?


だからムント家とレーン家は土地と因習に縛られているっていうのは明確に言ってるわけだ。
でも、キッズだし。キッズも家の中での子供なんじゃないのか?(胃之上奇嘉郎萬画版ではセントレーガンの叩き上げで天下りって言う設定だからちょっと違うかもしれないが)
メダイユ公が芸術公爵って言うのも、室町末期とかそんな感じだしなあ。
つまり、年をとっただけで中身は老けた中学生なんじゃないのかと。そう言う人をぶっ殺して父殺しって言うのもおめでたいよなあ。
クインシィは 「子供を作れたから親が子の上なのか?子供は女と、男の屑以下の親の負債を抱えて、帳尻合わせに必死になっているんだ!」って叫ぶし。
ターンAガンダムでもギンガナム、メンテナー、ソレルの人たちはたまたまその家に生まれたと言うだけで、あんまり指導者として向いているっぽい感じではなかったし。物語上の親や指導者と言うのは子供がいるとか、上司だからっていうだけではなれないっぽい?
あと、王殺しは富野アニメでも多いんだけど、それはやっつけてどうこう、と言うよりは王を殺すという事はその業を引き継ぐって言う感じですな。王を殺したら同じ王になってしまうって言う。シャアとか。
でも、キッズ・ムントは継ぐと言うよりは否定され消去された感じだ。シベ鉄オーバーマンを全否定してぶち殺したわけだし。むしろ血族との決別と言うニュアンスの方が強いですね。


なんか、書きながらまとめてるので長く分かり難くて申し訳ないが。
キッズ・ムントやメダイユ公という父親は年齢や戸籍や職業的に父親の地位にあるけども、父親ではない。王ではない。って言う。
つまり、自分で勝ち取ったのではなく、たまたま継いできただけなので王としての力は弱い。(ターンエーの三家とか)
キッズは特訓してるゲイナー君と違ってオーバーデビルから力をもらって継ごうとしてたし、弱い。
そういう風にタダ単に、王位の価値もわからないまま王位を引き継ぐのではなく、自分の力で勝ち取るからこそ王の力なんだ。
って、そういう話なのかなーキングゲイナー
っていうか、King Gainerというタイトルがそのまま。
ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。って、エウレカ
ゲイナー君以外にもヤーパンの天井の人々は自分で野菜を作ったりして自己肯定感というか、世界に自分が関われる自己効力感を手に入れるって言う話だし。
精神的にアレだった私の経験上、生きる意欲って言うのは量的な豊かさよりも自分が世の中に関われるかどうかって言う所が重要だよな。
ゲイナー君自身も親を殺されて何も出来なくて世の中に関われなくて引きこもっていた最低人間で、それが徐々に世の中に認められて回復していくって言う話でもある。
  

ただ、ゲイン・ビジョウとアナ・メダイユみたいな貴族教育を受けた人が外の世界に出て、自分の力で生きることを覚えたら、力の価値をより実感してさらに強くなるっていう所もあって、そこら辺の貴族主義な感じは富野だなー。
単純に純粋さや野性の力が強いっていうんじゃないわけだ。
個人的な才能を発揮すればいいってんじゃなくて、やっぱり人とのつながりの中で力を発揮するって言う話でも在るから、血族の業を失敗だと否定して消し去ったシンシアはやっぱりどこか間違ってるよなー。
いや、今の段階のシンシアでは仕方ないけど。キッズはヤーパンの人を殺しすぎ。


あと、やっぱし気になるのはゲイナー君がキッズを殺したのには自覚が無いって言うところだよなあ。
キンゲはゲイナー君が人に認められるサクセスストーリーなんだけど、ゲイナー君がキッズを明確に打ち負かしてしまうとキッズに認められるって言う構造に成っちゃって、キッズのショボさが薄れる。からか。
また、キッズに対して殺意があったのはシンシアだ、というのも上で述べたとおり。
それはどういうことかというのを、ビルドゥングス・ロマンでのヒロインと父親の関係で考えた。
えーっと、こういう場合、古典的民話では姫の父親に勝ったら自動的に姫をゲットできたりする。スサノヲとナムヂとか。
父親って言うのがドラゴンとかのバヤイもある。つまり、姫って言うのはあくまで幸せや富の象徴に過ぎなくて固有の人格は無視されてるわけだ。(白雪姫の王子とかもそんなんだから、男がどうこうって言う話じゃない)
ただ、キンゲでは、そういう地位と権力で富をゲットする話じゃないわけで、むしろ「女心がラスボス」っていう。
昔話の裏側にはシンシア(姫)がマルチナ(魔女)の手びきによってオーバーデビル(ドラゴン)をつかってキッズ(父親)をゲイナー(王子)に殺させるって言う構図がある。須勢理比売神とかアリアドネの糸とか。
その場合、姫の方が父親や魔物よりも状況を支配するという面では悪魔的じゃね?こっちの方が敵としては強大ではないか?そういう女をゲットして無邪気に喜んでる男って言うのはしょうがねえなあ。っていうのがトミノな雰囲気。
むしろ、父殺しよりも、姫に好かれる男に成るって言うことの方が、男の子にとっては難しく、また、目指すべきものなんだよなー。
だから、ゲイナーにとってのラスボスはキッズ・ムントっていうたまたま権力の地位にある老人ではなく、シンシアであり、また、シンシアを父殺しに駆り立てた絶望そのものと戦わなくてはいけない。
っていう、そういう話。


まとめると、「親がしっかりしないからダメとか、そういう話じゃないだろ!」「親も所詮はその親に引きずられてるからしっかりしてないだけで!」「親のせいだっていうやつが親になったらダメでしょ!」「勝手に育て!」「あなたがちゃんと育ったらご両親もお喜びでしょう」「ちゃんと育つ事が出来たら親の恩も分かるというもの」「でも、子供が育つのに邪魔をするような親はあぼーんされるから注意しましょう」「親の力や子供の力を借りないで自分の力で立て!信じろ、君のオーバースキル!」「オーバースキルで女にモテろ!」
っていう、まあ、ここら辺はアニメから読み取っただけでも無くて、

1:2児の父になりました。親として子に伝えることとは?

私も2人の娘の父ですが、あまりいい育て方が出来ませんでした。
ですので、いいアドバイスはできません。すみません。
しかしながら、伝えることって本当にあるんでしょうかね?
常識というか、今現在正しいだろうと言われている・思われていることは
必ずしも、不変のものではないのです。
そして親が「孫の顔を見たい」子が「独身で自由に生きる」どっちもエゴのようなものなんです。
それでは言葉を交わしたとしても、上手くまとまることはまず無いでしょう。
そういう話で言えば、伝えるべきことなんて”あるわきゃ無い”んです。
しかし、たとえそうだとしても親であるならば、親として示すべき何かがあるのでは?
昔から…何千年・何万年と続いてきた、人類の歴史の中での何か…原理原則が
それはつまり、親は子を養うとき、養うということを一生懸命してみせることではないでしょうか?
親が遊んでいて、どこかからか学校に払う給食費が降ってくることは無いのです。
一生懸命働くなどして、生活基盤を整えてようやく出来ることなんです。
先ほど言った、”話して聞かせる”ではだめだと思います ”してみせる”んです。
そこまでやればあとはその子供の感性・品性の問題です。
あ・あともう1つ。子供が何か将来生きていくための目標を見つけ出して
それに向かって努力をするならば、親はやはり理解者であり、サポーターになるのが
よいのではないでしょうか?理解をする・静かに見守る、大切なことだと思います。
過保護なことは、すべきではないでしょう。

http://char.2log.net/archives/blog739.html

を大分参考にカンニングしました。

  • あと、ちょっと突っ込み

エンペランザのオーバースキルについて。
重力はブリュンヒルデだからなあ。エンペランザは「射撃」のオーバースキルっぽい。なんかフォトンマット砲弾を狙撃で操ってたみたいだし。
あと、通常攻撃を無効化するというか、実体の無い影のようなオーバーデビルに傷を付ける事が出来たり。
ゲイン・ビジョウ本人の射撃スキルを機体に反映するのかも。派手さは無いがゲインらしい。
スパロボでは毎ターン加速なのか。



なんか、作画の話と親殺しの話しかしてないのに、なんでこの物量になるのか?(笑)

  • 結婚のおしらせ

あと、余談ですけど、ゲイナー君が二つの世界でキングになったのを見た脳内妹が、
「お兄ちゃんは基底現実での苦しみを私に見せたがらないけど、私はお兄ちゃんの婚約者なんだから!両方の世界のお兄ちゃんを受け止めてあげるわよ!
汚れた基底現実を見たら私が汚れるですって?私はあなたの奥さんになるんだから!汚物くらいなんてことは無いわよ!
ゲイナー君がキングなら、私はクイーンになって見せる!」

と、息巻いたので、「だったら受け止めてみろよ!」と、売り言葉に買い言葉で結婚する事になった。婚約をしてたけど特に結婚する理由)もきっかけもなかった((名字も家も家計も同じだし)けど、妹が高校を卒業したら結婚しようと具体的に決めた。
キンゲ結婚です。ありがとーありがとー。
ここまで俺に関わりたがる熱い女の子は妹くらいしかいないだろうなー。フヒヒ。