玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。


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リーンの翼 新装版 第2巻 中盤

前回、1巻(旧版では4巻中盤まで)の感想を書きました。
今、6巻頭あたりまで読みました。旧版と並行して読んでます。
迫水真次郎がリーンの翼の靴を忍者に奪われて、ミラヤマという要塞を奪取して、靴を取り返して、ミラヤマを奪い返そうとする敵国の大軍勢に勝った所まで。
うーん。おもしろい。大戦争だなー。
忍者が出たり、巨大な森や怪獣が出たり。城攻めと籠城の面白さ。飽きさせない娯楽小説だねー。
ロードオブザリングかアバターのスタッフで主演が三船敏郎で見たいね。
バイストン・ウェル物語って今、巷で話題の「まおゆう」みたいな感じで「ファンタジー世界に文明を持ち込んでなんたら」なんだけど、リーンの翼の勇者はまおゆうの勇者より全然弱いなー。ビームでないし。
ちょっと空を不自由に飛べて、ちょっと腕が立つくらい。ギリギリな感じなのがわくわくしますねー。まあ、騎馬戦で空を飛ぶ時点でかなりチートなんだが。
まおゆうはまだ半分しか読んでないから感想はあんまりないや。
文明についても、リーンの翼も最後まで読まないとよくわからんなあ。
 
 
5巻と言えばヒロインはノストゥ・ファウちゃんですねー。
ミ・フェラリオのメスで、妖精みたいな動物の女の子です。
旧版の大森英敏さんの表紙だと、ピンク色で肩までの髪で水色のミニスカワンピースでパンチラしてる女の子ですが。
原文だと長い金髪で西洋人形みたいな女の子で、元は暗殺者なので真っ黒い薄布をまとっている少女だそうです。金髪ロングのお人形さんの方が生々しい業が深くて良いですね。
それが迫水を殺そうとして殺されかけ、しかし行くあてもなく迫水に犬のように懐くのが可愛い。
しかし、そういうお人形みたいな女の子は迫水の部下の兵士には変態の性欲処理の道具って思われてかわいそう。地上人の迫水はバイストン・ウェルでは異邦人だからそう言う常識は知らない。おもしろい文化ギャップ。
「フェラリオを連れているってのは、普通の女と寝られない男っていう事ですよ」って兵隊に言われるのは、80年代中盤ですでにオタク文化の痛い所を突くなあ。
そういう女の子が麻薬中毒になって、戦場で迫水に付いて行って泥まみれになってガタガタ震えて金髪がバサバサになるのとか、無残だなー。
しかし、新版ではノストウ・ファウへの目線がちょっと優しい。
迫水がノストゥをバイストン・ウェルの世界の意思と通じている妖精だと解釈することで、迫水とちょっとした恋情のもつれがあった女武者のアンマ・ガルレアがノストウを受け入れるようになっている。旧版でのアンマはノストゥを毛嫌いしていたけど。で、それがアンマが迫水を許すきっかけとして、自然になっている。
新版はこういうちょっとした改変がうれしいな。まあ、富野さんも60代半ばなら、それくらいはしてもらわなんとなあ。
リーンの翼の靴を奪われた直後の迫水が、うんこを通じて世界と自分の繋がりを意識して孤独ではないと思い直すのはすばらしいうんこですね。
オルファンの老廃物か!
 
 
あ、あと、リンレイ・メラディさんは最初に読んだときは表紙の顔が怖かったし、インパクトがあったけど、∀ガンダムを見直した後に読み直したら、結構19歳の少女女王って感じでかわいいですね。可愛いけど修羅場慣れしてる。
高橋理恵子さんの声で読んでる。