玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

帰ってきた! #Gレコ 第4部のマスク戦と第1部の共通点

nuryouguda.hatenablog.com

 長々と戦闘を分析する文章を書いてきたのだが、何がいいたいのかというと、
「これ、オタクが好きなやつじゃん!」
 です!


 第1話で敵だったロボットに乗る主人公、
 第1話で自分がした作戦と似たような攻撃を受ける主人公、
 第1話で味方だった先輩との同門対決、
 第1話で不調だったビームサーベルをものすごく使いこなせるようになった主人公
 そして、G系の設計図からレプリカ製作され(金星で改めて再調整され)た白いガンダムのG-セルフと、金星の研究機関Git団が受け継いでいた技術で蘇った黒いガンダムのカバカーリーという同系対決!


 ああああ〜〜〜〜。
 オタクの好きなやつじゃあああ〜〜〜。

 というわけで帰ってまいりました。
 オタクが好きなGレコバトルのコーナー。


 なぜ、劇場版Gのレコンギスタ第4部「激闘に叫ぶ愛」が好評で上映期間も延長になり、興行収入も第3部より上がっているのか?それにはいろいろな理由があるけど、多くの人が戦闘シーンがすごかったという。


 でも、オタクとしては単に高速だからとか作画がいいからとか、そういうだけじゃないと思うのよね。オタクだから。

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HG 1/144 マックナイフ (マスク専用機) (ガンダム Gのレコンギスタ)

 じゃあ、なんでオタク君はこういうのが好きなのかって言うと、ちょっと学生時代は勉強ができたオタク君は鉄道オタクとかモビルスーツオタクとか「共通点を探すのが好き」というのがあるわけで。


 まあ、ぶっちゃけ、僕もおととい飲みすぎたり昨日の晩にGのレコンギスタの劇場版第4部を夜まで見に行ったりして、あしたの第五部公開に向けて体力を温存して早く寝たいので画像は貼らないんですけど。


 第一部「行け!コア・ファイター」って普通の映画だったらクライマックスがスター・ウォーズ第二部のダース・ベイダー戦みたいに「強敵!デレンセン」になりそうなものだが、マスクのエルフ・ブルックとの闘いがラストに来ている。


 第二部もアクションとして盛り上がるのは第10話の高トルクパックの方だと思うけど第11話をねじ込んでマスクとの戦いを入れている。


 なんでかっていうと、やっぱり5部作の構成として考えた場合、ベルリとマスクの学校の先輩後輩が喧嘩する話っていうのが分かりやすいからじゃないかなあって。

(第三部のラストはマスクも絡んでたけどどっちかというとガイトラッシュとの闘いだったのだが、まあ、ロックパイもカーヒル、デレンセンと同じく「ベルリが自覚して殺した奴」なので)


 すべてが分かった富野由悠季!


 そういう点でGのレコンギスタ第4部の新作追加のマスク戦を振り返ると、第一部ラスト、テレビ版第5話のエルフ・ブルックとG-セルフの戦いに似ている。


 まあ、基本的に両者ともデレンセン流派の同門対決なので、「宇宙では動体視力が必殺兵器」というモビルスーツ格闘術を持っている。


 マックナイフも基本的にエルフ・ブルックの後継機なのでたくさんビームやミサイルを出せるっていうのが似てるんだけど、第4部ラストのG-セルフもパーフェクトパックを外していて、もちろん各部はパーフェクトパック用に強化されているけど武装構成は第一部と同じ2本のサーベルだけ。まあ最初はライフルを持ってたんですが早めにマスクのマックナイフの指のビームサーベルに切断されている。っていうか、マックナイフの指がミストバーンみたいな指の剣になるのかっこいいな。本来はプラズマクロゥは手の甲で、指先はビーム砲だった気がするけど、Zガンダムとかキュベレイとかビームガンとビームサーベルを兼用するような子はいますし。
 富野監督は映画で気分で新しい武器設定を入れてくるところがあるのでビーム・コンフューズとか。


 ほんで、第一部ではベルリのコアファイターが水の玉でエルフ・ブルックの視界を奪うんですけど、第4部では接近戦の気分になって両者が二刀サーベルを構えたところを、ベルリが右膝のフォトンバッテリーで「足を加速させたキック」でマックナイフの顔面をつぶす。斬りあうと見せかけて顔面を蹴るっていうの、割と武士道に反するニンポーカラテという感じで富野アニメらしい。
 水の玉もフォトンバッテリーももともとは兵器じゃないけどそれを応用するっていうのがベルリっぽくていいんですけど、それが第一部では割とギャグっぽい水の玉だけど、第四部ではガチ蹴りという風にインフレしているのがいい。似ているけどパワーアップはしている。


 第一部では水の玉で視界が封じられてウワーッてなっていたマスクですけど、第4部では「まだ補助モニターが使えるっ!」って切り替えて戦闘継続するので、マスクもパワーアップしてるなーって。


 あと、第二部のマスク部隊の部下のアーボカスは放置されて、たぶんフカの餌になってると思うけど、バララという強力なパートナーが同じマックナイフでベルリを挟み撃ちにしてくるのもインフレ感がある。モブ顔のアーボカスよりピンク髪の中原麻衣さんなので。


 あと、カシーバ・ミコシは壊したらいけないけど、カシーバ・ミコシの外付けのクレーンは壊してもいいので、それをG-セルフがブチ蹴ってマックナイフにぶつけに行くのはテレビ版第1話のセリフで劇場版第一部ではカットされた「敵のまさかというポジションがこちらの優勢の位置になる!」というベルリがキャピタル・タワーのケーブルを盾にした動きの応用編でいい。
 まあ、マスクも同じような教えを受けているのでクレーンは回避するけど。



 そんで、まあ、いろいろ撃ち合って、G-セルフが第一部のラストと同じ回転するビームサーベルでマックナイフのビームを網にして防ぐのをやる。これも共通点。ただ、「こういう戦術は第一部ですでにやったから、第四部では説明しないで速めに盛り込むからね」って、序盤の必殺武器を後半の戦闘の通常技扱いで出すの、割と平成仮面ライダーとかでもやってて、オタクはそういうのが好き。もちろんマスク割れも好き。


 で、再度、ベルリは本来は兵器ではない膝のフォトンバッテリーのブースターを囮にして飛ばして、その光物にマスクの注意が行ったところを本体のビームサーベルで斬りに行く。囮を飛ばしてから、その一瞬の注意の隙に斬りに行くのって割と逆襲のシャアのアムロくらいの高速戦闘だけど、G-セルフが光物を飛ばして目くらましをするのは何回か以前にもやってたので、ここも富野先生が「ここは前にやったところだから説明は省いて飛ばします」をバトルでやる感じ。こわい。
 僕もG-レコ劇場版第4部は5回見たけどフォトンバッテリーを囮にして斬りに行ったって視認できたのは三回目以降だからなあ。ヒーロー映画って段取りで見せる部分もあるんですけど。ワンダバ感とか。富野作品は割と段取りを「前に同じことをやったから、それを速くしてもわかるだろ」くらいの感覚で省いて行って、視聴者は「何をされたかわからないけどすごい」というポルナレフ状態になる。オタクはポルナレフが好き。


 そして、第一部の決め手になった伸びるビームサーベルでマックナイフをなます切りにしようとしたところに、ジーラッハがかばいに来て、マックナイフの代わりに斬られる。ここでズバーっと二本の傷を受けるジーラッハの腕が若干、エルフ・ブルックの斬られた機首にデザインがちょっと似てる。ビーム砲が多いところとか。


 パーフェクトパックを外しても各部がチューンナップされていて、しかも基本性能は高いG-セルフに対してマックナイフがぎりぎりの戦いをするっていうところで、金星編に登場してないマスク大尉の格も上げているし、G-セルフと等しき究極の闇であるカバカーリー(G-IT)に乗り換えることのヤバさが劇場版ラストの第五部への期待感も上がっている。仮面ライダークウガのオタクはそういうのが好き。(基本的に過去編の後の安彦良和先生の機動戦士ガンダム THE ORIGINは好きじゃないんですが、シャアザクがちゃんと大破するマンガオリジナルを入れてきたのは好き)


 第一部ではベルリもG-セルフにコア・ファイターを入れて一撃離脱するのが精いっぱいだったけど第四部では何合も打ち合ったし、マスクも簡単に撤退しないで死ぬ寸前まで奮戦する。あと、両者とも「殺人者!」とか「すごくこわかったんだぞ!」とか、めっちゃ悪口を言いあっていて、精神的に怒りのボルテージが上がっている。
 第一部と同じような「ダブルビームサーベルによる撤退」だけど、ベルリがルインにブチ切れる芝居にすることで精神的なギアが上がってんなってわかる。同じような構図で感情のレベルが上がってるのは、オタクが好きな奴です。
 しかもそこに女のドラマも入ってきているっていうのがな。


 富野監督ってオタクがあんまり好きじゃない古風なお爺さんですけど、基本的にオタクが好きなアニメの各ジャンル(ヒーローもの、戦記物から異世界転生ファンタジーなども)の基礎を作ってきた人でもあるので。っていうか富野監督に影響を受けた作家さんとかの作品とかも絡んで「オタクの好きな奴」という概念ができてきたと思う。


 それはそうなんだけど80歳にもなってお爺さんらしく落ち着いた風格ではなくさらに速度を上げた最新の「オタク君が好きなロボットバトル」をお出ししてきて、好き。いや、オタク君が好きというか、オタク君である僕が好きってことなんですが。


 第五部はもう試写会でご覧になった人もいるようですが、幸運なことにネタバレは食らってないんですが。まあ、予告編ではテレビ版と同様にカバカーリーと決戦するようですが。お芝居として感情のギアが上がっているって第四部で提示されているので、仮にテレビ版と同じような戦い方だったとしても第5部の最終決戦のテンションはテレビ版より上がると思うので、オタクは映画でパワーアップするアニメが好き。


(あー、でも富野監督だけでなく、かなり古風な梶原一騎のあしたのジョーあじもあるか。少年院の野良試合だった力石徹と矢吹丈がプロのリングに上がることで、同じボクシングでもヤバさが上がっているという。まあ、力石の減量がもうヤバいんですが。そして、ジョーもそのあとに減量に苦しむという相似を積み重ねることでのパワーアップ感みたいな。キッズはもう50年前からそういう喧嘩アニメが好きなので)


 そういうわけで、やっぱり同門対決は伊藤一刀斎の弟子の小野忠明と善鬼の昔から燃える!
(キャピタル・アーミィを支配して解体してやるっていうマスク大尉に嫌味を言うゲル法皇、下手したら平家物語の後白河法皇みたいなところあるからな。同じ肩書だし)


 まあ、G-レコは宇宙ロボットアニメSFなんだけど、そういうすげー古典的な能とか剣豪伝奇小説的なバトルの熱さもあるよね。
 そういうわけで犬王とかが好きな人も意外といけるんじゃないかと思う。富野監督は最近は三谷幸喜さんの鎌倉殿の13人をライバル視しているし。っていうか真田丸の時からライバル視してたよな。まあ、真田丸、全体的によかったけどラストバトルで真田幸村が徳川家康に迫るところで、堺雅人さんの芝居はよかったけど、ちょっとセリフが長かったからか乗ってる馬が飽きて、馬の芝居がアニメのモビルスーツより締まってなかったのが残念(馬にモビルスーツなみの演技力を求めてはいけない)。



 書き終わったので寝る。




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↑グダちん用


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