玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

当サイトはGoogleアドセンス、グーグルアナリティクス、Amazonアソシエイトを利用しています

例えば、カミーユが新訳で狂わないけど、

実際、いろいろ在って狂いたいと思ってもなかなかパーには成れないし成らない。そう言う実感は実際、狂う寸前まで行って狂えなかったトミノだからこそ得られたものだと思うんで。
狂ってないときは狂気に芸術性を抱いて憧れたり美しいと思ったりもする。なんちゃってゴスロリ少女とか。
でも、実際狂う寸前になると、狂うのもヤッパリ普通の日常の延長なんで、狂っても日常感は感じられるんで、そういう日常感を感じているうちに、そう簡単に狂って何もかも忘れられるという状態に成る事が出来ない凡俗としての自分を実感してしまう。絶望に効くクスリ―ONE ON ONE (Vol.5) (YOUNG SUNDAY COMICS SPECIAL)
狂ってもおなかはすくしウンコするし眠れなくても眠い。萬画みたいに綺麗に狂えない。
カミーユが狂いそうに成っても踏みとどまったのはすげえカッコいいし、当たり前でも在る。(だから旧訳カミーユも狂ったとは思ってないって言ってるでしょう)そういうちゃんと普通になれるカミーユは、憧れだけに惑わされてメフィストの国にフラフラ行きそうなオタクにはすごいカタルシスなんです。
真人間には「皆殺しのトミノのくせに普通のエンディングでカタルシスが薄い」という見方をされて、それは正しいんだが。
ダメ人間というか歪んだ世代の人間には普通がすごいの!
訳ワカラン演出をしておけば、オタク受けがいいだろうというひとほどオタクが分かってないの!
むしろそう言うのこそ、大人の論理ですよ。本当に訳がわからなくなったことのない人です。
本当に訳が分からなくなった上で訳をわかった人は最初から訳が分かってる人よりも深く訳が分かってるんじゃないかと思うんですが、まあ、外から観測したらレスポンスは区別できんかも知れんのでどっちでも良いんだが。
普通はすごいよ。エウレカも普通な恋愛に着目したら面白いし。普通じゃない要素の部分は俺には外して見えたが、あれが合う人にとっては合うんなら良いんじゃないの。エヴァンゲリオンも俺が大好きなのは訳ワカランと見せつつも、オカズにしてるのがばれて暴力をふるうという普通な感性が大好き。


よくわからんことをよくわからんまま書いてるんでよくわからんな。単にオレが信者なのでトミノ演出を無理に全肯定してるだけだと思われてもかまわんよ。
私もそう思う!
だが、それがいい