玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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【ご報告】はてなブログランキング2023年6月第3週に入選しました。

blog.hatenablog.com


nuryouguda.hatenablog.com

 ブックマークをしてくれたり読んでくださった方、ありがとうございます。


 しかし、問題意識としては「キャラクター販売促進」「ヘイトコントロールのための仮面」「キャラクターという記号」は連続していますが。まあ、デリダとか読んでないんですけど。

nuryouguda.hatenablog.com
nuryouguda.hatenablog.com
 同じ問題意識で書いていても、題材によってはてなブックマークやアクセスの数が如実に違いますね。


Animage (アニメージュ) 2023年 06月号 [雑誌]
 やはり、最近の話題作の機動戦士ガンダム水星の魔女にいっちょかみしたら伸びるようです。本編の感想は相変わらず降りてこないので書きませんけど。


 とりあえずご報告でした。


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現代アニメ批判 3/4 一般記号化する価値観

  • 前回のあらすじ

nuryouguda.hatenablog.com

nuryouguda.hatenablog.com

 前回の記事のブックマークが増えたのは物語が佳境に向かっている機動戦士ガンダム水星の魔女のバーターだからであろう。


 なので、今回はそれほどブクマは伸びないと思う。


  • 異世界おじさんの場合

 最近のアニメに対する雑語り論だが。
 第一稿では、最近のアニメではキャラクターがロボットや武器よりも商品価値を持つと書いた。
 第二項では、商品価値を持つキャラクターを際立たせるために、商品価値のない脇役の描写がぞんざいになっていると書いた。



 では、その大元となる「価値」とは何だろうか?


 実はこの4項連作のコラムを書くきっかけは機動戦士ガンダム 水星の魔女ではなく、「異世界おじさん」である。
 「異世界」はやっていますよね。「異世界」売れてますよね。じゃあ、なんで売れているのかな?


 大塚英志の著書「キャラクター小説の作り方」をいちおう参考程度に読んだ。
キャラクター小説の作り方 (星海社 e-SHINSHO)


 要約すると、「現実では人は幸せになれない、つまり求めるものが得られない。言い換えると課題が解決しない。なので、虚構の中で課題を解決させると読者は喜ぶ。ゆえに、小説とは課題の提示と解決によって目的を達成する構造になる」とのこと。


  • 異世界の課題は現実の穴埋め

 ということを提示した新世紀エヴァンゲリオンは盛大に気持ち悪くなり、気持ち悪さをなくして目的の解決(エヴァの呪いを解くという方便)に特化したシン・エヴァンゲリオンは僕にとっては非常につまらない映画だったが、大ヒットした。
nuryouguda.hatenablog.com


 人は問題解決に快感を覚える。まあ、それは知的生物としてのサルの本能としては当然のことだ。問題を解決することでホモ・サピエンスは大型哺乳類としては異例の全地球を領土として数十億(20年くらい後には百億になるらしい)の個体数を実現した。


 では人間という動物が何のために問題を解決するのかというと、それは他の生物と同じく生存と生殖。
 現代風に言い換えると衣食住と金銭と、社会的地位と異性からの好意(ややこしくなるので同性愛については言及しないが、同性愛は生殖よりも、スーパー攻めや、お姉さま的な庇護者による社会的生活や承認欲求の安定につながっているような気がする)。
 戦闘バトルファンタジーでは後回しにされがちだが、いくつかの作品では、グルメ、食事シーンなど。
 そのような本能に訴求する快楽の代替物を提供する役割として、アニメは機能している。バラエティー番組やスポーツ番組、あるいは戦争や政治のニュースもそうかもしれない。


「異世界おじさん」も例にもれず、おじさんは異世界で誤解されながらも女性キャラクターからの好意を得た。
「異世界おじさん」のファンは僕の友人にもおり、あまり批判的なことを言うと友情関係にヒビが入るかもしれないが、グノーシス主義者の僕にとっては肉人間との友人関係より、星から降ってわいた思い付きを文章にするほうが優先されるので、すまないね。
みんなのおかげだ、ありがとう


  • 異性からの好意

 昨今、ジェンダー平等とかLGBTなどの論議が盛んであるが、人口比にして10人に1人は同性愛の傾向や性同一性の問題を持つ人がいるとの話を聞く。それは無視できない比率であるが、同時に多数派ではない。


 というわけで、広く一般に視聴される地上波テレビアニメや映画においては、同性愛は一つのスパイスとしては扱われるものの、大勢を占めるのは異性愛である。
 まあ、僕がぼんやりと録画したアニメを見て「同性愛を描いたアニメはそれをテーマにしているごく一部だけで、たいていの作品は特に疑問視もなく異性愛が主流だなぁ」という印象を持っているだけで、本当は違うのかもしれないが。


 もちろん、性愛傾向は個人個人の生殖活動や本能にかなり近い部分の要素であるので、物語作品の中でも主要な価値として提示されることが多い。


 そして、視聴者は自分の性愛傾向の好む作品を見る。ちょっとデリケートな問題なので言葉を選びすぎたかな?簡単に言ってしまえば、「男性向け作品では少数の男性主人公に対して複数のヒロインが、女性向け作品では少数の女性主人公に対して複数のイケメンが、同性愛傾向のある作品では、その性のキャラクターのグループが、描かれる傾向が多い」ということ。
 全部が全部そうではないけどね。ドクターストーンや鬼滅の刃や進撃の巨人などの冒険ものは比較的男女比が均等かもしれない。(その場合、恋愛を担うキャラクターと戦闘を担うキャラクターが分担されていることもある)
 しかし、マブラヴ・オルタネイティブなどは戦争物であっても、元がエロゲーということもあり、男性主人公に対して複数のヒロインである。
マブラヴ オルタネイティヴ(1) (電撃コミックス)


 この僕の雑記は僕のアニメに対するお気持ち表明に過ぎないので、統計学的に明らかでもないし、全てのアニメ作品の性的描写を平等にデータ化することはしない。するわけがない。まあ、読者諸氏が個人個人で自分が最近見たアニメについての雑な印象を思い返してくれれば、それでよい。


 まあ、印象論として男の子向けの作品と女の子向けの作品はいまだ、依然として、確実に区分けされているということだ。
悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~: 2【イラスト特典付】 (comic LAKE)
虫かぶり姫: 7【電子限定描き下ろしマンガ付き】 (ZERO-SUMコミックス)
Re:ゼロから始める異世界生活 21 (MF文庫J)



 性は価値!これは政治的正しさや両性平等の時代性がどうなろうとも、生物としてどうしようもなく感じてしまうものだ。


 転スラはスライムであるし擬態対象が女性ということで性的にどうなのかというのもあるが、まあ、色んな種族の人に慕われてちやほやされるのが心地いいというものであろう。
劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編


  • 世界よりも金と地位

 「異世界おじさん」が異世界から帰還して直面したのは金銭面での生活の問題である。これは不況が続く日本の共通して継続している問題であるが、日本はまだましな方で、諸外国では権力者とのコネや賄賂がなければすぐに殺害されるリスクがある国もある。


 そういうわけで、「異世界おじさん」は異世界で得た魔法の力を使ってYouTuberとして収益を得る活動を始めた。
 これは極端な例としても、「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は異世界にある資源を日本国が目的としていたし、「この素晴らしい世界に祝福を!」シリーズでも生活費を稼ぐ話が割とあり、その他の異世界転生ものでもお金や資産は割と大事な価値観としてされている。


 お金、貨幣、通貨は社会の共同幻想という論文もあるのだが、異世界でもお金が重視されるというのは、割と当たり前に描かれている。


 というのもおかしな話で、異世界でも現代日本と同じような金銭感覚が通用するというのも膨大な可能性のうちから偶然一致しているという点で、不思議な状況ではある。(レートの差で儲ける話もあるにはある)


 というか、「異世界が存在する」という物凄い不思議をテーマにした直球のハードなファンタジーの話はあまり、ライトなノベルのジャンルでは描写されず、「お金は大事」という共通認識で話が進んでいることが多いようだ。
 異世界は不思議な世界なので、その世界ごとに色んな生態系があってしかるべきだが、なんとなくゲームと同じように、ゴブリンはゴブリン、オークはオーク、鬼は鬼、竜は竜なのである。大気の組成とか鏡像異性体のことを考えてはいけない。(戦闘妖精雪風とかだと考えるけど)



 「異世界おじさん」の場合は、異世界からの帰還者という多少変化球とはいえ、異世界で身に付けた魔法を全世界にYouTubeでウェブ配信しても、20世紀の漫画だったら有り得たような魔法を研究する秘密結社に狙われるなどの事件はアニメ一期ではあまりなく、魔法は単なるギャグや芸として動画配信の収入になっている。


 だれも、異世界がどういう仕組みで存在するのか?という富野由悠季監督のバイストン・ウェルシリーズのファウ・ファウ物語のような疑問を抱かず「魔法がお金の種になるならいい」という感じなのだ。人間個人や魔法よりも、金銭の方が興味の対象になっているようだ。それか、美人のヒロイン。


 また、その他の魔法や異世界を扱った作品でも、なぜ魔法が発動するのか、なぜ異世界に転生するのか、なぜステータスが表示されるのか、などの機序はあまり物語のメインストリームにはなっていない。(序盤でゲームと同じようにステータスが表示されることに違和感を抱くというオーバーロードのようなものもあるが、別に世界の仕組みをどうこう解明するという話よりも、強大な力で無双する快楽がメインだ)


 僕は浮世離れしている無職なので、お金は死なない程度にあればいいし、お金が無くなったら野垂れ死にだろうと思っているのだが。(ただし、非常にケチであり、読者から食料を援助してもらって生存している)
 まあ、一般的な読者層の人はお金に価値を感じて労働しているわけだ。


 そういう一般的な読者層に訴求するためには、やはりお金に一喜一憂するキャラクターを見せると面白くなる。


 お金と同じで、異性にモテるとか、チャラいイケメンを返り討ちにするとか、王国で地位を認められるとか、そういう現世利益的な地位や立身出世も物語の軸になりやすい。


 異世界とはもともと、現世とは全く違う謎の理が支配する奇妙な世界だったような気もするのだが、どうも「現世では幸福になれなさそうなので、代わりに異世界なら立身出世してお金を稼げるし、モテる」という代替行為になっている気がする。(大塚英志も「現実では目的は明確に達成できないのでキャラクター小説の中で食らい目的を達成したい」と書いている)


 ただ、これも100年くらい最近の潮流で、もっと昔の民話では浦島太郎など、隠れ里という異世界から富を持ち帰るというファンタジーが庶民に流通していたこともあり、まあ、人間の欲望の基本なのだろうとは思う。SF的に世界の仕組みがどうのこうのと近代科学的に考えるより、都合のいい世界で金と地位と配偶者を得るのが幸せ、という欲求はヒト種にとって一般的なものなのだろう。


  • オタクコンテンツの一般化

 オタクの極みともいえるハードSFでは世界の仕組みとかその機序をうんぬんかんぬんする作品があったとはいえ、やはりそれは本能的な娯楽要素は薄い。
 金!権力!セックス!
 これが一般的で本能的な娯楽なんだな。


 かつて、オタク文化は何人かの犯罪者がオタクっぽかったということで迫害された歴史があるし、その反動として、オタク文化を認めさせるという作品もいくつかある。


 それを乗り越えて、(というかオタク文化以外の日本の産業が衰退して)、オタク文化が日本の経済的なクールジャパンとしての売りになって、ライトなノベルや漫画も一般的な人の娯楽として気持ち悪がられなくなった。


 そうすると、とうぜん、価値観も一般化するわけで、金!権力!セックス!グルメ!がファンタジーの冒険そのものよりも報酬系を刺激する構造になりやすくなる。


  • 記号化

 もちろん、生物の本能として生存と生殖に重要である金!権力!地位!セックス!食事!に価値を感じるということは妥当性が高い。


 問題は、金!権力!地位!セックス!生活!優越感!という分かりやすい価値に集中するがために、それ以外の「個人の事情」を漂白、というか記号化することなんじゃないかと、僕は思っている。


 その一例として、「異世界おじさん」は異世界からの帰還者というよりも「SEGAのオタク」として描写されている。異世界からの帰還者はよくわからないけど、異世界でも現実のセガオタクのような行為をするのは、笑いと嘲笑と共に理解しやすい。



異世界居酒屋「のぶ」(16) (角川コミックス・エース)


 異世界小説を書いている人もそう言っている。分かりやすい理解のきっかけが重要。そのためにキャラクター個人の複雑な来歴より、「こいつはこういうキャラ」というレッテルと記号化が最適効率なのだろう。


 軍人は軍人らしく、宗教の信者は信者らしく、悪魔は悪魔らしく、化け物は化け物らしく。
 主人公は主人公らしく、ヒロインはヒロインらしく、モブキャラはモブらしく。アイドルはアイドルらしく、殺人者はサイコパスらしく。


 「異世界おじさん」では「エルフ」に対して「ツンデレ」という記号を知らないので個人のコミュニケーションができない、というエピソードがあった。では、異世界のエルフという種族の習性を知り、ツンデレという性格の類型を知っていれば相互理解ができたのだろうか?
 もちろん、現実の人間はそんなに単純ではないのでそうではないのだが、娯楽作品は最近、タイムパフォーマンス、所謂タイパが重視されるらしく「このキャラクターはこういう属性」という仮面ライダーの怪人とかモビルスーツの陸型とか水中型とか飛行型とかと同じような直感的理解が人格を持ったキャラクターにも適応される。


 もちろん人間は個体差があるので、個性は大事である。だが、分類可能な個性にあてはめることが重視され、レズビアンだとかトランス女性だとか属性を決めることが現実社会でも重視される昨今、「この人はこういう人」という個別の理解よりも、大まかな記号、属性、種族、レッテルの固い型にキャラクターや人間という柔らかい人格を押し込めようとしているのではなかろうか。


 でも、その方が理解したつもりにはなりやすい。理解する必要はない。理解したつもりになって満足することが娯楽では重要なのだ。


 そして、「異世界おじさん」では「セガ信者」であり「ツンデレ」という属性を知らない「無職のおじさん」が、そのような属性を知っている視聴者やツッコミ役から「異常で、変で、安心して見下せる存在」としてのコメディーリリーフとなっている。


 その他の異世界ものでも、だいたいロールプレイングゲームと同じく、ロール、すなわち役割、例えばジョブやレベルやランクやスキルで整理整頓されてラベリングされている。


 ワンピースとかの冒険ものでも、色んな称号とか賞金金額で記号化、数値化されている。ドラゴンボールのスカウターもそうだし。


  • ルッキズム

 「異世界おじさん」の容姿が不細工ということで迫害を受けるのもギャグであるが、それが間違っているなどと、昭和の道徳観はない。
 「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜」でも不細工がいじめられるのは当然で、顔がよくなれば好かれる。不細工をいじめないようにしようなどという高邁な考えはない。
 これもまた、記号的理解なのだろう。


 また、異世界おじさんやイケメンになった主人公や、その他のハーレム系主人公も好意に気づかないことが多い。
 視聴者の大半はそれほど美しくないからな。主人公に嫉妬を覚えるのは不愉快なので、モテている状態、というか好意をあらわにするヒロインは見たいけど、モテて嬉しくなる男は見たくないのだろう。
 それと、現実世界をも無双する主人公によって追い払われた不良やチャラ男も、その後の人生を語られずフェードアウトする。快楽のための犠牲。もともといじめられていたので復讐して当然、という劣等感か?
 


 識字率が向上したのはもちろん結構なことだし、アニメや漫画がオタク以外の一般層にも見られるようになったことも商業的に景気がいい。
 同時に、一般的価値観における快楽原則の気持ちよさを提供できない作品は商業的競争であっという間に消されていくのだろう。


  • 読者は正しい位置に居たい

 また、名探偵コナンも名作長期作品だが「犯人」「被害者」「関係者」「探偵」「探偵の協力者」のロールプレイでだいたいの区分が区分けされている。
 性的な自由がテーマの同性愛二次創作でも、「受け」と「攻め」の解釈で論争になることがある。人は人そのものではなく役割を通して認識される。


 BLの話は難しくなるので避けるとして、なぜ、ミステリや探偵もの、推理小説がここ百年以上人気のジャンルとして地位を築いているのだろうか?


 僕が思うに、それは「正しいから」だと思う。
名探偵コナン(103) (少年サンデーコミックス)


 「正しい探偵が正しい推理」で「まちがった犯罪者の間違った行動を指摘し」、「正しい処罰を下す」。問題を解決するのが大塚英志の「キャラクター小説」の思想にも合致する。


 と、同時に、人は正しい立場からまちがっているものを糾弾するときに非常に勇気凛凛となり、自信満々になる。そして快楽を感じる。
相棒-劇場版IⅤ- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断


 殺人犯は、まあ、基本的に、一般論としては、たいていの場合、倫理的に間違っている。同時に、探偵に犯行の隠ぺいを看破されるミスを犯すのも間違っている。というわけで、二重に間違っているものを正しい立場から糾弾できて、非常に快楽が満たされるわけだな。


 野球で勝ったチームの評論とか将棋の名人とかも大体そんな感じだ。自分で勝てなくても、勝ってる人と同じような気分になると気持ちいい。


  • 今回の結論

 結局、人は人のことを記号として部分的にしか理解できないんだよ。その人がどういう来歴でどういう個性でどういう判断でそうなっているのか逐一考えたり調べるより、既存の型に当てはめるのが一番楽で効率がいいんだ。


 そうして人は箱の中で忘れていくんだ。自分が本当は何だったのか、何が好きだったのか。


 次回はアニメ批評を超越して現実社会に侵食します。戦争だよ。


  • 布石としての補足

 ほら、現実でも人は人を記号として見ているじゃあないですか。バスの運転手はバスの運行以外の行動をしてはならない。レスキュー隊員はレスキュー以外の行動をしてはならない。
 寄生獣のミギーが言っていたように、同じ人間といっても互いの理解はほとんど点なんだよ。人間は自分以外の他人にほとんど興味がない。それがもたらす作用や利益の方に興味がある。


  • 反省

 前回のタイミングだと、水星の魔女の雑な部分を叩いてもいい雰囲気があったのでアクセスが伸びた。しかし、僕の知人でも「異世界おじさん」をコメディーとして評価している人はいる。それはもちろん、(「リゼロ」や「このすば」なども)コメディーとしては面白いのだが。
 それに異世界ファンタジーはとても、多くの市場利益を持っており、このブログの読者の人の中にも異世界ファンタジーが好きな人が多いと思う。
 なので、それを批判するという最近嫌われがちな行為を書いてしまったので読者が減るリスクがある。


 というわけで、前回の記事ほどは共感を得られないだろうし、アクセスも伸びないだろう。むしろ嫌われる可能性が高い。


 だけど、僕は宮崎勤の被害者と同世代でありながらオタク迫害を受けていたし同世代にネオむぎ茶や加藤智大などの殺人者がいたという三重苦の世代なので、レッテルを貼られたり、本人より属性で判断されることに非常に怒りを覚えるのだ。
 まあ、「異世界おじさん」もゲームオタクと言われることに不満を述べるシーンはあったんだけど、それも含めてコメディーとして笑われていたじゃないですか。


 ワシは、誰にもワシを笑わせんぞ。


 というか、一般的なラベリングを批判しているので、どんどんと思想は個別化、先鋭化していきます。
 なので読者が振り落とされるのも覚悟の上です。


 ていうか、僕はそもそもグノーシス主義で脳内妹以外の人間の子とは違う世界線の存在だと思っている。(でも意地汚い妖怪なので読者からのプレゼントの食糧はもらう)


  • 続き

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  • ほしい物リスト。

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現代アニメ批判2/4 凡庸化する仮面の価値

  • 前回のあらすじ

nuryouguda.hatenablog.com


 最近のアニメではスポンサーが売る商品がロボットや変身グッズではなく、キャラクターそのもののイラストやらアクリルスタンドや美少女フィギュアになっているので、物語の中でもキャラクターに愛着を持たせようとする流れがある、ということを書いた。


 もちろん、魅力的なキャラクターの造形はアニメだけではなく、小説や萬画でも重要なことだ。


 しかし、人の命のやり取りをする物語の中で、「このキャラクターはメインなので重要」、「このキャラクターは使い捨てのモブやサブキャラクターなので軽視していい」という命の重さに偏りがある場合、それはどうなのだろう?


  • 水星の魔女の場合

nuryouguda.hatenablog.com

 先日の記事で、機動戦士ガンダム 水星の魔女の大河内一楼さんファンのインクエッジ様に攻撃された話を書いた。それほど炎上しなかったのでがっかりだが、それは別にいい。
 何が言いたかったのかと言うと、「インクエッジ様に叩かれていたので水星の魔女の言及を止めていたけど、インクエッジ様が水星の魔女を叩く方に転向したので、私も言及を再開します」という段取りに過ぎない。落語の話の枕です。


 というわけで機動戦士ガンダム 水星の魔女での仮面の使い方について書く。


 主人公のスレッタ・マーキュリーの母親のレディ・プロスペラはガンダムの登場人物らしく仮面をかぶっている。(なぜシェイクスピアのテンペストの登場人物の名前を名乗っているのかはわからないが)
 レディ・プロスペラ、あるいはエルノラ・サマヤは仮面をかぶっている。しかし、正体を視聴者に対して隠す、という意図はあまりない。割と序盤で仮面を脱いでスレッタ・マーキュリーの母親でありプロローグに出てきたエルノラ・サマヤと同一人物らしいと示している。2クール目まで隠されていたのは、むしろプロローグに出てきたエリクト・サマヤがスレッタ・マーキュリーとは別人物ということくらいだが。(これもペイル社のベルメリア・ウィンストン氏によってセリフであっさり暴露されるので、あまり物語として盛り上がらなかったのだが・・・)


 これは、初代・機動戦士ガンダムでジオン・ズム・ダイクンの遺児でありザビ家に復讐したいと思っているシャア・アズナブルが仮面をかぶっていたこととは意味が違っている。
 もちろん、シャアは第二話で割とあっさりと仮面を取っているのだが。しかし第二話のシャアがセイラ・マスの前で仮面を取ったのは、妹であっても何年も会っていないとどうでもいい他人の女と思って仮面を外して蹴りを入れる、と言うシャアの特別なキャラクター性を示していると思う…。
 世代的に私は機動戦士ガンダムのシャアがキャスバル・レム・ダイクンと言うことは知ったうえで見ていたので、1979年のリアルタイムの放送時のシャアがどのように視聴者に見られていたのかはわからないのだが。
 まあ、とりあえず、初代機動戦士ガンダムの作中で仮面を被っている異常人物はシャア・アズナブルくらいなので、彼は特別なキャラクターだった。
 (もちろん、シャア・アズナブルも勇者ライディーンのプリンス・シャーキンから続く仮面の敵幹部と言う系譜を受け継いでいるのだが。ライディーンのシャーキンも第9話で砂場金吾というバレバレの偽名で主人公のひびき洸の学校に転校してくるという蛮行をしていたけど…。ベルサイユのばらの少し前ではラ・セーヌの星という仮面の騎士を描いたアニメがあった)
第38話 再会、シャアとセイラ



 水星の魔女のレディ・プロスペラも仮面をかぶっていることで変なキャラクターであると示していた。だが、仮面は割と早めに外しているし、正体もスレッタ・マーキュリーの母親でエリクト・サマヤであろうということはばらしている。


 あまりにも数が多い歴代のガンダムの仮面キャラクターのすべてについて評論することは時間のコストパフォーマンスが悪いので避けるが。


 機動戦士ガンダム水星の魔女はTwitterやYouTubeなどのインターネットでの評判である広報を重視しているように見受けられる。そして、Twitterでの感想ではおおむね、レディ・プロスペラは毒親としてスレッタ・マーキュリーを支配する悪い女という意見が大勢を占めているようだ。


 そう、過去において仮面のキャラクターは特別な謎、あるいは主人公に並び立つくらいのライバル的な危険性を秘めていて、そのキャラクターを特別に感じて物語の終盤まで注目するような作劇が採用されていたが。現代では仮面を被っているような気持ち悪い奴は異常だ、復讐に狂っている変な奴だ、というアッサリとした理解を促すための記号として造形されているように見える。(メインキャラクターのミオリネの父でありベネリットグループ総帥のデリング・レンブランに対してもレディ・プロスペラはあっさりとエルノラ・サマヤであることを明かしているようにも見える。むしろ第二クール以降は昏睡状態になったデリングの不在が物語を駆動するキーになっているようでもあるのだが)


 水星の魔女の作劇ではスレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブラン、それと御三家の3人のホルダー候補の男性キャラクターが注視されるように作られており、実際にグッズなどの販売や視聴者の興味の誘導としても、5人くらいのメインキャラクターの若者の感情の動きに注目させるように作られている印象だ。
 その一段、格落ちとして、地球寮やグラスレー寮やジェターク社のキャラクターが描かれている。
 メインキャラクターに比べると仮面のレディ・プロスペラはそれほどキャラクター売りをしていないように見える。(プラモデルやアクリルスタンドにもなっていないし、視聴者の興味も若いガンダムパイロットに集中しているようで、中年女性キャラクターの商品価値は低いように見える)


 まあ、仮面を被っている奴は異常者だ、くらいの単純な記号で、仮面で身分を偽っていることのドラマ性は近年、薄れているように感じている。というか、まあ、鉄腕アトム以降、テレビアニメも60年近くの歴史を持ち、仮面を被っているキャラクターが特別に見えるというより、仮面のキャラクターは仮面キャラクターと言うジャンルとして慣れられていて、それほど謎めいて見えなくなっているのだろうと思う。
 仮面キャラクターももはや、謎や新規性ではなく、そういうジャンルの類型パターンになってるのだろう。



 しかして、機動戦士ガンダム水星の魔女の仮面のキャラクターはレディ・プロスペラだけではないのである。
 

 そう、ノーマルスーツのヘルメットである。
(ちなみに、宇宙服をノーマルスーツと呼称するのは富野由悠季監督の機動戦士ガンダムのモビルスーツに対して普通の人間が着るスーツとしてわざわざ差別化されている宇宙世紀の造語である。(平成三部作では地味にスーツの名称が異なる)、なので、宇宙服をノーマルスーツと呼称している水星の魔女は富野由悠季作品ではないのだが、ガンダム名称を使うことに意識的なのだろう。まあ、ガンダムの名前がアナザーガンダムで引用されることが多いのでガンダムSEEDデスティニーでザクやグフが出るのは、ターンエーガンダムの数年後の作品としては割とありそうなものだが)
 と、御託を並べたが。


 水星の魔女ではメインキャラクター以外はノーマルスーツの色付きのバイザーを下ろしたヘルメットを被ったら、だれがだれだかわからないのである。


 これは、レディ・プロスペラの仮面とはまた演出意図が違う仮面と言えるだろう。
 端的に言ってしまえば「モブキャラクター」ということだ。


 いちばん顕著なのは、水星の魔女の第一クールのラストでガンダムエアリアルに「やめなさーい!」って叩きつぶされたアーシアンのテロリストだが。彼も宇宙服のバイザーのゴーグルの深い色で顔を塗りつぶされた無貌の人物だ。
 彼は殺される前に「味方から見捨てられたからミオリネを殺すしかない」と説明セリフ的なことを言って、それからスレッタ・マーキュリーが操るガンダム・エアリアルの平手でたたきつぶされた。
 顔がない彼は、血しぶきをあげて死んだグロい死体、という程度の個性しかないのである。なので、ミオリネはスレッタ・マーキュリーに「人殺し!」と言って、三か月間の放送休止のクリフ・ハンガーに死体が利用されているのである。


 テロリストに名前を与えるべきではない、という政治的姿勢がある。それは現実の政権の生存戦略や政治戦略としての行動ではあるのだろう。しかし、物語でそれをするのはどうだろうか?



 第二クールで単発的に地球に降りてアーシアンのテログループの「フォルドの夜明け」に拘束されたグエル・ジェタークは帰ってこないテロリストの娘の少女と出会い、視聴者は潰された無貌の男にも娘がいたのだろうかと類推できる。しかし、ボブことグエル・ジェタークは無貌の男がエアリアルに潰されたことは知らない。


 視聴者としても、悲劇的に死んでいく被差別階級の少女にはかわいそうだという感情を抱くが、その父親の無貌の男はただのグロい死体として感じるように見える。見せている。そういう演出意図を感じる。僕の主観だけどね。


 ここで問題になるのは、主人公の少女に殺される成人男性の顔を描写する必要がないが、悲劇的に死んでメインキャラクターのグエルの成長の契機になる少女は描写する、との、かわいそうランキング、端的に言えばルッキズムである。


 もちろん、社会性動物であるヒトの本能として、若い雌はかわいくかわいそうで価値を感じる、逆に成人の雄は戦っても殺されても捨て駒として認識される、そういうバイアスがあるのは当然である。



 しかし、本能的なバイアスに従った作劇に誘導されてヘイトコントロールをされて、それで多くの人が死んでもメインキャラクター(それは商品価値がある)の喜怒哀楽に一喜一憂して盛り上がる視聴者で、それでいいのだろうか?


 まあ、単に受け身に徹するというのも一つの視聴態度ではあるのだが。


  • Gのレコンギスタの場合

 水星の魔女との間にある鉄血のオルフェンズでも成人男性や気持ち悪い強化人間に対して「こいつは死んでもいい奴」というルッキズムとかわいそうランキングによる命の価値の偏りはあった。


 オルフェンズについては本稿では前文を以って省略するが、富野由悠季監督作品のGのレコンギスタでもバイザーで顔が隠れている兵士を主人公が殺害する、という描写はあった。主に前半のカットシー部隊やマスク部隊だが。


 主人公のベルリ・ゼナムは人命を尊重する優しい性格だが、彼自身が生き延びるために戦った結果として、彼は認識していないが、デレンセン・サマターの仲間のパイロットを死に追いやった。


 G-レコにおいてはベルリ・ゼナムは認識していないし画面にも映っていないが、デレンセン・サマターは撃墜された一人ひとりの同僚の名前を呼んで死を悼むという観測範囲の差が演出されていた。
 そして、デレンセン・サマター大尉最後の戦いで「貴様は何人の戦友を殺したのかわかっているのか!」という激怒につながるのだが。


 それは物語の演出として使われていると思う。劇場版のラストまで見れば明示されているが、主人公のベルリ・ゼナムが自分の視野の狭さに気づかされるという全体構造の一部に組み込まれていた。
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」 (セル版)


※追記
 マスクのマスクは明らかに彼が素顔だったころよりも異常な精神状態になっており、それによって主人公のベルリを脅かすライバルだ、という強調のキャラ付けがされており、モブキャラクターとは逆だ。



※追記の追記
 第二話のカーヒル大尉はベルリにとっては無貌だったが、アイーダにとっては大切な人だった。劇場版G-レコを見ると、無貌のカーヒル・セイントのことをベルリが少しずつ理解して罪悪感を持ったり、忘れる許しが終盤まで引っ張られていたりした。という風にベルリの視野とアイーダの視野の違いを見せるためにカーヒル・セイントはいたのではないかと。


※蛇足の追記
 私の意見ではないが、Gレコ放送時に「ベルリはサイコパス」と言われた。これもおそらく、アニメの文法としてストレスなく殺せるモブ以外の人格のある人を殺したのに戦い続けたから視聴者にヘイトが溜まったんだろう。殺してもいい人はいないけどバトルアニメなのでベルリの方が現実的なのだが。



 対して、水星の魔女の顔が見えないパイロットはどうだろうか?


 顔が見えない相手を殺しても視聴者はメインキャラクターのスレッタ・マーキュリーに嫌悪感を抱きにくいというヘイトコントロールに利用されているのではないか?
 よしんば、スレッタの殺人を直視するとしても、「仮面を被って変な奴と見える毒親のレディ・プロスペラに洗脳されたから主人公のスレッタは殺人をしても悪くない」という免罪符に仮面が使われているのではないか?
 水星の魔女など、最近の売れ筋バトルアニメのメインキャラクターは商売の売り物になるので、殺してショッキングな場面を作っても、殺した相手のことを描写しないのでメインキャラクターに罪や嫌悪感を抱きにくい。


  • 機動戦士ガンダムの場合

 「相手がザクなら人間じゃないんだ」とは、機動戦士ガンダムの主人公、アムロ・レイがモビルスーツ越しの殺人の嫌悪感をごまかしている名セリフだが。
第2話 ガンダム破壊命令


 初代機動戦士ガンダムのザクの中のパイロットは、意外とジオン軍を映した場面では顔が描かれている。それどころか、指揮官のシャア・アズナブルが一人一人に対して名前を呼んで人格化している。それをアムロ・レイが知らないで殺しているだけで、視聴者には顔と名前がある人間が殺されているということは見せられている。


 敵のジオンにも事情がある、とはガンダムを語る時によく言われているのだが、アムロ・レイが殺す名も知らぬ戦士たちも顔と名前があるということは、割と執拗に描写されていたのではないだろうか。これは、富野喜幸監督の前作である無敵鋼人ダイターン3のメガノイドのコマンダーやソルジャーのエゴの描写から地続きだと思うのだが。
 メガノイドの側の人格描写で端的なのは無敵鋼人ダイターン3の第19話の「地球ぶった切り作戦」や第37話の「華麗なるかな二流」あたりだと思うが。


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 相手の顔を知ったうえでぶち殺す、と言うところに主人公の破嵐万丈やアムロ・レイ(「再会、母よ」以降)の特異な強さと覚悟が描かれていたと思うのだが。



  水星の魔女のスレッタ・マーキュリーの殺人は顔が見えない男を親の教えで潰しただけ、と言うところで覚悟が薄く、そして脱臭されて描かれていないだろうか?


 また、前々回の水星の魔女でノレア・デュノクというフォルドの夜明けの構成員が第一クールのラストのようにアスティカシア高等専門学校で破壊活動をした。
(フォルドの夜明けも地球の描写では記号的に過ぎるように見える。地球は広いのに、反乱組織が一個だけなのか?)
 ノレアはエラン5号とエモい会話をした後にドミニコス隊の、またしてもノーマルスーツのバイザーで顔が見えないドミニコス隊のモビルスーツの狙撃で殺害される。


 ノレアという美少女(最近のアニメでは美少女以外の少女を描くことが困難になっている)がエラン5号と言うメインの美少年の前で死ぬ、と言うところに重点が置かれているので、(これはOVAの第08MS小隊の終盤のジムスナイパーと同じ問題だが)狙撃したドミニコス隊のパイロットの顔は描写されない。(追記訂正、印象に残っていなかったのだが狙撃したパイロットの顔はガンヴォルヴァに襲われるときに映っていたそうです)


 わかりやすくメインキャラクターの生死や悩みに感動とヘイトコントロールを誘導するために、プロの軍人やアスティカシア高等専門学校の警備を担当しているデミギャリソンのパイロットや教員は無貌として描かれている。最新話でクワイエット・ゼロに攻撃される艦隊も、ほとんどキャラクターとしては立っておらず、たんに大勢の人間が殺されたというだけの記号のレベルである。
 もっと言ってしまえば、ドミニコス隊の隊員で顔がまともに描写されているのは司令のケナンジくらいであり、その彼も肥満体の男であり美しく価値があるキャラクターではないというルッキズムに基づいた線引きにおいて、メインキャラクターから一段下として描写されている。


 小説の機動戦士ガンダム閃光のハサウェイでも、冒頭の仮面のハイジャック犯は制圧拘束されて仮面をはがされた後も地の文で

 まだまだ生気があり、軍人とはちがう人種に思えたが、彼等なりに、なにか目的があってやっているという自信が、彼等の目に光を持たせていた。

 と個別の人間として描かれていたのだが。
 アニメの閃光のハサウェイでは仮面を外されたあとの犯人たちはうなだれて顔を見せない止め絵で処理された。
 しかし、仮面を被っている珍妙さはネットで人気が出たので商品になっている。
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  • マジンガーZの場合

 いや、敵の兵士が仮面を被っているのは巨大ロボットアニメの初期にあたる「マジンガーZ」のあしゅら男爵の部下の鉄十字団のサイボーグの鉄仮面たちも同じだろうという批判反論は容易に想像できる。
 ただ、マジンガーZの鉄仮面たちは

「フフフフフ、この鉄仮面は俺たちの頭蓋骨にあたるのさ………」
「こいつを外すと脳みそが剥き出しになっちまう」
「そうさ、素晴らしいぞ」
「自分で考える必要が無いんだ。すべて命令どおり動けばいい」
「なんの悩みも無くなるんだ。楽なもんだぞ、君もそうなりたまえ」

 と、兜甲児に異常性をアピールしていた。もちろん、鉄十字団兵士は巨大な機械獣に比べたら大量にいるザコのモブ敵キャラであり、マジンガーZの作中での驚異の度合いは低いのだが。
 仮面をつけていることや個性をなくしていることについて「自分で考える必要がないんだ。何の悩みもなくなるんだ」と全体主義的な(マジンガーZ漫画版の時点では現代的課題であったナチス的な)思考放棄をしていて、自分の意志で人の頭脳をロボットにつなげて戦う兜甲児とマジンガーZとの対比関係は作劇できていたと思う。
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 単に人格も顔もない敵だから殺しても罪悪感がないモブキャラ、と言うだけでなく、鉄十字団の兵士は心を失って主観的な幸せを得ているので、人の心を加えたマジンガーZが神にも悪魔にもなれる、それを扱う兜甲児の葛藤というテーマに沿っていたと思う。
 それは転じて、人の命や人格を重視するというヒューマニズムの態度であり、「顔が見えないモブキャラは雑に殺してもメインキャラクターの人気は下がらない」という態度とは違う。


 ※追記
 他にも科学忍者隊ガッチャマンのギャラクターや仮面ライダーなどの敵の仮面兵士は多いが、凡庸というより異常者として描かれていた気がする。しかし、世代的に僕にはそれらの知識が足りないので深く言及はしない。

  • リコリス・リコイルの場合

 リコリス・リコイルは大人気である。美少女のヒットマンのコンビが大活躍する傑作アニメーションだ。「DA」という治安維持秘密組織が孤児の少年少女たちを殺し屋に育成し、暗殺させることで日本の治安を守っているという設定である。
 しかし、リコリス・リコイルの作中では、なぜ孤児が日本国にそんなに大量にいるのかとか、なぜ既存の警察組織では不十分で孤児を教育したヒットマンで暗殺をしなければ治安が守れないのか?などの疑問はあまり明確にされていなかったように思う。
 リコリス・リコイルのDAの暗殺部隊が発砲した薬きょうも回収する組織がいて、それは逆に非効率なのではないかと思った。
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 もちろん、僕はもう大人なので分かる。リコリス・リコイルは別にリアルな公安組織を描くより、かわいい美少女の人気を上げて商品を売るための作品なんだって、ね。
 リコリス・リコイルでも、ルッキズムはあって、主役の二人を立てるために、DAの他の少女たちの容姿は一段下がるようにデザインされていた。
 かわいくないリコリスは死んでも、ショッキングであるが、メインの二人にはあまり影響しない。


 僕みたいな40代のおじさんにとっては、女子高生なんかみんな子供だしみんなかわいいと思うんだけど。


 メインキャラクターの意匠をコラボレーション企画などに使って商品展開するアニメでは、きれいで美しく、好かれるキャラクターの数を絞った方が商業的に効率がいいのだろう。


 いちばん象徴的なのはメインキャラクターのリコリコの2人が戦う相手としての真島とその一味のテロリストの描写だろう。
 真島のパートナーと言える男性ハッカーのロボ太は特に理由もなくアナクロなロボットの仮面を被っている。(蒸れるだろ)彼は子供じみた性格であると設定されている。馬鹿にしていい悪役と言うことなのだろう。
 対して、味方側のハッカーであるクルミは年齢不詳であるが美少女である。
 劇中でもロボ太はクルミに負け続ける道化となっている。彼自身の心情は特に掘り下げられない。



 アニメでは美少女には価値があるが、それに対する悪役の男は軽んじてもいいし、軽んじやすくするために顔を隠す。真島も割と分かりやすい狂ったテロリストとして、バンドマンみたいな風貌をしている。
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 しかし、真島と共に行動していたテロリストグループの男性が顔を隠すようにサングラスをしていたり、天元突破グレンラガンの双子のような似た顔をしているようにデザインされていたのは、笑ってしまったなあ。
 ギリギリ、アランチルドレンである真島は特別なキャラクターのようだが、彼と行動を共にするテロリストには顔も名前も与えられていない。


 商品になるメインキャラクターの美少女の人気を高めるため、それと戦う悪役の男性たちは粗雑なデザインで個性も個人の名前も顔もわからないようなデザインと演出をしている。
 テロリストに顔も名前も与えないというのが民主主義国家の戦略らしいのだが、歴史学としては、情報を抹消するのはどうなんだろうね?
 もちろん、ストーリーを分かりやすく簡略化するためにやられ役の情報量を少なくするのは一つの演出技法であると思うのだが。
 テロリストや犯罪者は現代日本では迷惑な奴と定義されているが、その一人一人に殺人者になる成育歴とか事情があるんじゃないのかな?それを無視して、悪行をする奴はみんな同じようなモブキャラクターとして、美しい主人公によって殺すことは、表面的な治安は守っているのかもしれないが、テロリストになるしかない人の境遇を無視しているので根本的な治安維持にはなっていないのではないだろうか。



 もちろん、爽快ガンアクションのリコリス・リコイルとしては、カッコいい美少女が悪い悪役男性をとっちめる、というのが娯楽作品の要素として光っている。
 でも、カッコいい美少女を売り物にする商業的企画のために、やられ役の男たちの顔を仮面やサングラスやモブ作画で隠ぺいして暴力の重みを軽くするのは、どうなんだろうね?
 せめて、人殺しの顔をしろ。(スタングレネードでも当たりどころが悪かったら死ぬ)


  • 甲冑や化け物の場合

 もう、枚挙に遑がないのだが、戦闘シーンのある昨今のアニメーションでは仮面による匿名性、それに寄るそのキャラクターの命の軽視が見受けられる。


 異世界転生ものの、小説家になろう系アニメや、僕がBLAME!から愛好している弐瓶勉先生が原作の大雪海のカイナ、ノケモノのたちの夜など、割と多数のアニメ作品でも、「戦闘シーンの犠牲になる戦士、騎士、兵士」は顔を甲冑などで隠されていることが多い。本当に昨今、多い。それはいちいち脇役の顔のデザインをする余裕がないというテレビアニメの制作事情もあるだろう。実際、顔が描かれていてもほとんど個性がない顔のコピペで兵隊が描かれているアニメは多い。
 逆に、不滅のあなたへなどでは敵対してくる怪物のノッカーは顔がない怪物として描写されている。
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ノケモノたちの夜(1) (少年サンデーコミックス)
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 もちろん、アニメは派手な戦闘シーンで多くの死傷者を出す攻撃を描写するのが娯楽の要素の一つとなっている。
 それは否定しない。


 しかし、前項で述べたように、「作品の売り物になる美しいキャラクターの好感度を下げないため」に、そのメインキャラクターの攻撃や戦闘で犠牲になる脇役の顔を映さないという演出は、どうなんだろうね?


 顔を見せない人間なら殺しても罪悪感を抱かない?


 そう、この段階に至れば、過去のシャア・アズナブルやマッハGoGoGoの覆面レーサーなど、「顔を隠している人物には何か謎がある特別なキャラクターである」ということとは正反対の「顔が見えない人間は顔を映す価値もない凡庸で殺しても罪悪感を抱く必要のない脇役」という価値観が、最近のアニメでは横行しているのではなかろうか。
 明らかに手抜きの作画で特徴のない顔として描かれるモブキャラクターの登場するファンタジーアニメやバトルアニメもそうである。


 それはもちろんキャラクターデザインをすることや個別のキャラクターを立たせる労力が物語の主要なテーマに対してコストパフォーマンスが低いということもあるのだろう。


 同時に「売り物になる美しく華と価値があるメインキャラクターの活躍(戦闘)に巻き込まれる脇役に個別の人格がある描写をすると、メインキャラクターが罪を背負ったように見えるので、殺しても構わないような透明な存在にする」という演出意図を感じる。


 これは僕の主観的な感覚だがね。


 まあ、昔から時代劇の斬られ役の俳優は何作にもわたって出演していても顔を覚えさせない気配の消し方が技術だったりしたらしい。そういうわけで、最近のアニメだけが特別異常とは言えないのだが。
 

  • 余談1 進撃の巨人

 進撃の巨人でも中盤から巨人の正体は巨人にさせられた人間だったということが明らかになるが、主人公たちが爽快で派手なアクションをする際に殺す巨人は非人間的な風貌で描写されていた。
 ちょっと前に放送されていた、ノケモノたちの夜の悪魔やサマータイムレンダの影や四手などでも、主人公たちが戦っている時は、殺害しても構わないような異形で醜い感情移入しにくい化け物としてのビジュアルになっているが、その敵が死ぬときや味方になる時に「悪役にも事情があった」とするときは小ぎれいな顔つきに変化する。

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 昨今に限らず、殺してもいい悪役を描写するときに「わかりやすいキチガイ殺人鬼みたいな笑い方をさせる」「変顔をさせる」という演出は非常に多く、凡庸だ。

 ↑終末のイゼッタ

  • 余談2 輪るピングドラム

 輪るピングドラムは脇役や雑踏をピクトグラムとして描き、「この人たちは個別のキャラクターとは違う」という描写をしていた。これは逆説的にキャラクターの顔を奪うことに非常に自覚的であり、「甲冑やヘルメットで顔が見えないキャラクターをあっさり殺しても構わない」という作風とは違うのだろう。

  • 余談3 あだち充

 MIXのアニメを見ているけど、あだち充先生は70年代から50年近く漫画家活動をしてらっしゃるので、むしろ、オールドタイプな作家として、不細工な女の子を普通に描くのではないだろうかと思う。メインの顔は割といいんだけど。お調子者で顔が美形でないキャラクターも描いている。



  • ヘイトコントロールでの視聴の是非

 しかし、昨今のキャラクタービジネスを見ると、派手なアクションや戦闘で多くの人を殺すメインキャラクターだけど、メインキャラクターが殺人をするような罪を背負った人間として描くと悪いイメージがついて売れ行きが悪くなるので、殺してもいい人間を殺す、あるいは殺されても印象に残らないように敵の顔を描かない、という手法が最近とても、多いんじゃあないかと思う。これが僕の邪推ならそれでいいんですけどね。



 でも、僕もあまり容姿が優れた人間ではないので、ルッキズムや無貌の描写をもってして殺されても顧みられない化け物やモブキャラたちの方に感情移入してしまう。
 むしろ、モブキャラクターを殺してもキラキラしたイメージで売っている美少女や美形キャラクターたちは何かを搾取しているのではないだろうかと思ってしまう。


 僕は、美しくない人間なので、搾取される方の人間ですからね。


 そして、「殺してもいい顔のないキャラクターをザクザク殺しても、メインのキャラクターは美形だから人気だし、商品になる」、「悪い奴は見た目も性格も狂っているから殺してもいい」という商業主義的なヘイトコントロールに従って、アニメを見て、それで楽しんでいる人も、命に対する価値観を誘導されているんじゃあないかって思うんだよ。


 いや、メイドインアビスとか、ゴールデンカムイなど平等に命が重くて軽い作風でちゃんと売れている作品もあるんだけどね。

  • ガン・オーダーズ THE GUN ORDERS ~銃撃請負人~

 ジャンプルーキーに掲載されたガン・オーダーズという萬画の作者の人と僕はTwitter上での希薄な知人関係にあった。
rookie.shonenjump.com


 ガン・オーダーズの第一話を読んで、僕は失礼な読者なので作者に以下のような感想をDMした。
「リコリス・リコイルと同じ轍を踏んでいて、メインのキャラクター二人を立てるために、メインキャラクターに銃殺される脇役の作画が薄い。メインキャラクターが他者に共感しない演出は分かるのだが、読者にも殺してもいい脇役と大切にされるメインを作画で差別するのは、命に序列をつけているようで、気に入らないな」と、感想を送り付けた。僕はひどい奴だよ。


 その僕の感想文が影響を与えたのかどうかは知らないが、第2話では改変が行われた。


ガン・オーダーズ THE GUN ORDERS ~銃撃請負人~ 2話 - ジャンプルーキー!


 無貌で仮面を被っていた無名のテロリストが、主人公に影響されて素顔を晒して死んでいくことで、主人公たちの行動の指針になっていく。
 僕は無貌で無名のテロリストを爽快に殺していく人命を軽視したアクションより、顔を見た人間の死に影響される主人公の方に人間味を感じる。


 ガン・オーダーズの第三話はまだ更新待ちだが…。



 ちなみに、アニメ化された萬画と知人がジャンプルーキーに載せた萬画をブログの記事で同列に語ることの是非については、「画力やキャリアは関係ない。ネットや紙面に公開された作品は全て同じ土俵だ」というのが僕の意見だ。
 いや、僕も脳内妹と僕が結婚するまでの小説の続きを20年も書いているのに、本編は半年くらいしか進んでいないので、俺ががんばれよ、って話なんだけどな。



  • 結論

 このコラムは後2回に渡る予定だけど、この時点で言うのなら「殺されてもいい人間をメタ的なルッキズムや顔の描写の有無で差別するのは気に食わない。人殺しの顔をするのが殺しをするときのせめてものマナーだろ」というのが僕の気持ちだ。


 だけど、人殺しは現代社会にとってはタブーなので、そういうケガレのあるキャラクターは売れにくいので、脱臭して商品化しているんだろうな、とも思う。
 人殺しを脱臭して商品にしているけど、しかし、かつて殺人ミステリの作者の貴志祐介先生の講演会を聞きに行ったことがあるが、読者の興味を一番喚起するのは「キャラクターの死」であるので、そういうものを売っている小説家の生活のために暴力描写を規制するのは反対だ、ということだ。


 しかし、現実の三次元の肉人間に過ぎない小説家の生活を支える収入のためにエンターテインメントとして殺される架空の人物の人権の侵害も憂慮するべきではないかな?(押井守のイノセンス的な)

  • 続く

 「水星の魔女とか最近のアニメって仮面を被ったモブキャラを便利に使っているよな」、という程度の話題のわりに、僕の悪癖で文章が長くなった。
 ルッキズムと価値観の話は次の事項に続く。


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インクエッジ様 @02Curry が #水星の魔女 をけなしても #G_Witch の感想は書かないよ

  • 前回のあらすじ

nuryouguda.hatenablog.com

#水星の魔女 第14話 シュッとしてるわー - 玖足手帖-アニメブログ-

僕が一度辞めた水星の魔女の感想を書きに戻ったのは、僕に偉そうにマウントしてた大河内一楼オタの <a href="https://twitter.com/02Curry" target="_blank" rel="noopener nofollow">@02Curry</a> インクエッジ様が #G_Witch の感想を書くのを一期ラストで辞めたので当てつけです。彼が復帰したら辞めます

2023/04/16 23:55
b.hatena.ne.jp



 僕が水星の魔女に批判的なポーズ(富野信者と言うロールプレイ)でブログを書いてたら、勝手にキレてきたインクエッジ様 という大河内一楼とマクロスと80年代の高齢オタクがいる。
おやつにハムエッグ のんびり北の歳時記
↑サムネイル用画像





 へぇ~~~。インクエッジ様は水星の魔女がとっても好きなんだねぇ~~~♡




 わざわざ反論ツイートをしてブログの宣伝をしてくれてありがとうね♡


 僕は元々インクエッジ様のことはフォローしてなくて、むしろ先行ブロックしていたけど、僕が「水星の魔女の特番の入れ方って富野監督はやらなさそうだね」って感想を書いたら、「グダは水星の魔女をGレコより上に見ている選民主義者!」って、元々全然日ごろの交流がないのに書いてきた。


 僕が「水星の魔女のノリは富野監督とは違う」って軽い感想を書いただけで、「好きなGレコを高尚なものとして扱っているグダは富野由悠季にとって迷惑」って、スクールカーストのサイドキックスみたいなことを言ってきたんだけど。


  • インクエッジ様、水魔女ファン辞めたってよ



 ↑魚拓は他にも取っているよ!


 いやいや、それは筋が通らんやろ。


 薄情だなあ。僕を攻撃するほどインクエッジ様は水星の魔女のことが好きなら、落ち目の時こそ応援しないと♡
(野比のび太)
 

 まあ、インクエッジ様が水星の魔女の失態を特番の多発と見るのか、制作面か演出面か作画面と見るのか、「大好きな革命機ヴァルヴレイヴとルパン三世をお書きになった大河内一楼先生の脚本がつまらないと感じてしまった」のか、僕は君の内面は分からないし知りたくもないけどね♡
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 まあ、君は一生アニメキャラの人種の区別で知識を自慢して、その生涯を終えたらいいと思うよ♡




 僕みたいな悪意の塊の呪いのメタファーに軽々しく絡んできたくせに、自分の悪意も一貫できずにマクロスや黒人認定のポリコレムーブに逃げるような奴は僕は軽く見るよ♡
 

  • まあ、水星の魔女の感想は書かないんだけどね

 水星の魔女の感想を書くことに関して、そもそも水星の魔女を細かく見ることに対しては、単純に「労多くして実り少なし」と思っているので書かない。
 滅茶苦茶たくさんのアニメーターを動員して滅茶苦茶情報量の多い画面を作っていても、本質的な情報量は「メインキャラクターの感情の揺れ動きを見てハラハラする」くらいしかないと思うので、感想ブログを熱心に書いている人のご苦労は認めるのだが、僕はやりたくないかな。
 それほど好きになるキャラクターはいないし。ガンダムだからーとか、話題のアニメ作品だからーとか言う理由で、好きなキャラクターを増やすほど、僕は初心じゃないんだよ。
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 まあ、グエル先輩とかチュチュ先輩やミカ先輩やシャディク先輩とかエランシリーズを見て一喜一憂して楽しむ人はそれはそれでエンタメを楽しんでいるので、それでいいんじゃないですかね。


 ぼくは「なんでガンダムは盛り上がるのにアルジェヴォルンや境界戦機はそれほど盛り上がらなかったのかなあ。別にロボットのデザインとしては水星の魔女も純粋な富野由悠季系列のモビルスーツではないし、境界戦機と大差ないんじゃねーの?」って思ってるくらいで、割と水星の魔女に関しては冷めています。
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 本能的に「この作品の感想を書きたい!」というアイディアがわいてこなくて、「話題になっているけど、別にアニメのキャラクターが苦労したり死んだりしても、単なる絵だからなあ。そこまで感情移入するほどキャラクターのことを知らんし」くらいです。


 話題作に言及してアクセスを上げるブログ活動のことは否定しません。でも、それは僕より若い人がやるべきですね。僕は後進に道を譲って、本当に好きな作品にエネルギーや注力を注ごうと思います。


 でも、不用意に僕に悪口を言って先に絡んできた相手に対してはシアーハートアタックが自動発動してしまう。


 ガッチャマンクラウズのベルク・カッツェみたいな「反撃特化型呪術式」なので。まあ、鬼か妖怪のたぐいだと思ってくれて構わないよ。


 ただ、インクエッジ様が大層な自信で水星の魔女に対する僕を攻撃してきたので水星の魔女への言及をやめましたが、彼が水星の魔女アンチになったので、軽いネタツイートくらいは解禁します。


 それはそうと、ラブライブ!のゲームから一部の版権イラスト関連を除いて撤退したKLab株式会社の株価が上場来安値から反発し始めていますね!世界的企業のEAと提携したサッカーゲームが売れたらラブライブ!スクールアイドルフェスティバルの時のように株価が5倍になるかもしれませんね!!!!!
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一方で、やや神経質傾向も高いので、感情的に不安定になりやすい傾向があります。ストレスを溜めすぎないように注意しましょう。

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 あの、ワシ、メンタルが弱いキャラクター多くないか?(鬱病で精神障碍者2級)
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神経質なタイプでもあり、几帳面で気難しく、物事に対して批判的でわがままな振る舞いをしてしまうことも・・・

一方で、やや完璧主義的な傾向があるので、時間はかかっても課題や宿題はきっちりとこなすタイプでもあります。


また、洞察力があり、分析的な思考が得意なタイプ。アイディアを考えるのも得意な方なので、その頭脳や創造性を活かしていくとよいでしょう。

 岸辺露伴みたいに、もっと速く萬画を描いたりプラモデルを作ったりしたい。そして神経質だが、やると言ったらやる男であり、同時に、なんとなく気分で、しなくてもいいことをする男でもある。


  • 心理学的にあなたの性格に近い呪術廻戦のキャラクターとは?心理学で最も信頼性の高いビッグファイブ診断スタート

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好奇心旺盛で、我が強いあなたの性格に近いのは『釘崎野薔薇』です。
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基本的に、どんな相手に物怖じせず、堂々と接することができるタイプであり、それが大きな武器。


好奇心も旺盛で、様々なことに興味を持ち、面白いと思ったものには迷わず飛びつく行動力を持ち合わせています。


一方、我が強く、やや協調性に欠ける一面も。チームで行動するよりも単独で動く方が楽と考える節があり、友人は量よりも質を重視するタイプといえます。

その大胆な行動力は、一方で、大きな危険や失敗を招くことがあるので、注意が必要。

 うん。初対面の人や敵には堂々と接するけど、協調性はないです。


  • 心理学的にあなたの性格に近い国民的アニメ・漫画の主人公とは?

https://shindan.animentalism.com/anime/syujinkou/

臆病だが、人の幸せを喜び、人の悲しみを悲しめる優しい心を持つあなたに近いのは『野比のび太』です。
映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険


神経質傾向が高いタイプなので、不安や恐怖、悲しみといった感情に敏感に反応する繊細な心の持ち主です。

感情的に不安定になりやすいので、ちょっとしたことで、落ち込んだり、涙を流したりしてしまうこともあるでしょう。


一方で、神経質傾向が高いタイプの人は、その恐怖心や不安が原動力となって、並々ならぬ努力を重ねて大きな成功を収めることもあるので、ネガティブな感情もうまく利用できるとよいでしょう。

また、調和性も高い方なので、人の幸せを願ったり、人の不幸を悲しむことができる優しい心の持ち主でもあります。調和性の高い優しい人は、周囲の人からのサポートを受けやすいというメリットがあります。

 うーん。基本的に精神が不安定。

  • 心理学的にあなたの性格に近いワンピースのキャラクターとは?

https://shindan.animentalism.com/anime/onepiece/

自分よりも他人を優先してしまうほどに優しく、ちょっとお人好しなあなたに近いのは『サンジ』です。
ONE PIECE CharacterSongAL“Sanji"


他者に対する強い共感性を持っており、優しい性格を持っているため、人から慕われやすいタイプです。

周囲の状況や空気を察知して、行動や発言ができるので、チームの潤滑油として機能し、周囲からのサポートも受けやすく、共存共栄の関係を築くのが得意。


社交性も高く、初対面の人とでも物怖じせずに話ができ、しかも優しい性格をしているので、恋人も出来やすいタイプといえます。

一方、その優しさゆえに、自分よりも他者を優先してしまう節があり、それによって損をしてしまうことも多いので、優しさも程々にするとより生きやすくなるでしょう。

 親切そうに、優しくしないと後ろから刺されるような気がするんですよね。


  • 心理学的にあなたの性格に近いアイドルマスターシンデレラガールズのキャラは誰!?心理学で最も信頼性の高いビッグファイブ診断スタート!※非公式※

https://shindan.animentalism.com/anime/deremas/

協調性が高く、思いやりにあふれたあなたに近いのは『高森藍子(たかもり あいこ)』です。

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 025高森藍子

他人よりも自分のことを優先しがちな、お人好しで心優しい性格の持ち主です。  
 
競争や争いは好まず、他人の心情に配慮して行動し、チームの和や調和を大切にするタイプ。
  
比較的社交性もあるタイプなので、その協調性の高さから慕われやすく、友人もできやすいでしょう。   


一方で、他人を優先するあまりに、自分のことが蔑ろになってしまうこともあるので、自己犠牲的になり過ぎないように注意しましょう。

 お金はあまりないけど、地味に友人との花見やキャンプで紙皿や紙コップが足りてるのかとか、日時や場所を整理する調整係をすることが割とある。(これも不安の表れ)
 呪術廻戦の結果とは違うけど、微妙に質問の文言が違ってたりもする。



 どうも僕はスタンダードな主人公タイプというより、ナンバー3くらいのサポートキャラが向いてるっぽい?


  • 心理学的に恋愛相手として相性のいいFGOのキャラ診断【恋愛スタイル診断から相性のいいキャラを判定】

https://shindan.animentalism.com/anime/fgo_love/

自由に恋愛を楽しむことを望む『ルダス型』の傾向を持つあなたと相性がいいのは『コヤンスカヤ(アサシン)』です。
【[シークレット] 34 アサシン 光のコヤンスカヤ (SSR) 】 Fate/Grand Orderウエハース11

6つの恋愛スタイルのうち、恋愛をゲームの駆け引きのように楽しむ傾向のある『ルダス型』の傾向を持つあなたは、恋愛は楽しむことを重視して、重すぎる愛情は苦手なタイプ。


一人の相手に固執することが少なく、恋人に他に好きな人ができたとしても、仕方がないと考え、切り替えも早いタイプ。嫉妬や独占欲を示すことも少なく、相手には依存はしない。自立した恋愛をすることができます。


自分のプライバシーに踏み込まれることを嫌い、重要な自己情報を開示しない傾向もあり、謎やミステリアスさを感じさせる側面もあります。干渉されたり束縛されるのも苦手なタイプ。


そんなあなたは、自由奔放で掴み所のない『コヤンスカヤ』と比較的相性がいいでしょう。互いに干渉せず、付かず離れずの絶妙な関係を築けるでしょう。

繊細で、相手からの愛情表現を強く求める依存性の強い人には、『コヤンスカヤ』は精神衛生上あまり良い相手とはいえないでしょう。

一方で、恋愛をゲームのように楽しみ、干渉されることも、干渉することも嫌う『ルダス型』の人にとっては、『コヤンスカヤ』のような自由なタイプは気楽で居心地が良いでしょう。

 ぼ、僕の脳内妹は良妻ですよ!
 まあ、脳内妹は外科医として働いているけど、その職場は別に見に行ったりはしないし、あんまり興味ないけど。
 妹も僕の好きな富野アニメも一応隣で見てくれて入るけど、見てるだけで、そんなにアニメオタクではない。
 兄妹だけど割とやっていることは独立しているし違うかも。いや、違う視点があるから補い合えるという関係だと…。


 あと、婚活サイトって性格診断より年収とか身長とか数字ばっかりだね…。

  • 心理学的に恋愛相手として相性のいいウマ娘のキャラ診断【恋愛スタイル診断】※非公式※

https://shindan.animentalism.com/anime/umamusume_love/
 ウマ娘のゲームは難しくて辞めてしまったが…。一応アンインストールはしてない。

束縛を嫌い、自由奔放に恋愛を楽しむことを望む『ルダス型』の傾向を持つあなたと相性がいいのは『オグリキャップ』です。
ウマ娘 シンデレラグレイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)



6つの恋愛スタイルのうち、恋愛をゲームの駆け引きのように楽しむ傾向のある『ルダス型』の傾向を持つあなたは、恋愛を自由に楽しむことを重視するタイプ。

一人の相手に固執することが少なく、恋人に他に好きな人ができたとしても、仕方がないと考え、切り替えも早いタイプ。嫉妬や独占欲を示すことも少なく、相手には依存したり執着したりしない、自立した恋愛をすることができます。



自分のプライバシーに踏み込まれることを嫌い、干渉されたり束縛されるのも苦手なタイプ。ただ、恋人と一緒にいる時は愛情表現も多く、相手を楽しませようと努力する傾向があります。

そんなあなたには、基本的に飄々としていて、天然でマイペースながらも、確固たる自分をもち、やる時はやるタイプの『オグリキャップ』が比較的相性がいいでしょう。互いに干渉し過ぎず、自分のペースで付かず離れずの絶妙な関係を築けるでしょう。



一方で、人懐っこく、相手に尽くしたり、献身的な態度で接する『スペシャルウィーク』のような相手だと、相手を振り回してしまい、疲れさせしてしまう可能性もあるので注意が必要です・・

 オグリキャップは現実馬もゲームでも強いから好き。沢山トロフィーを取ってきた。
 束縛はしないけど、一緒にいるときは楽しくしたいというのはある。
 脳内妹も強い。

  • 心理学的に恋愛相手として相性のいいエヴァのキャラ診断【恋愛スタイル診断から相性のいいキャラを判定】

https://shindan.animentalism.com/anime/eva_match_w/
 エヴァは地雷が多いけど、一応…。最後に…。

穏やかな恋愛を望む『ストルゲ型』の傾向を持つあなたと相性がいいのは『碇ユイ』です。



6つの恋愛スタイルのうち穏やかな恋愛を望む『ストルゲ型』の傾向を持つあなたは、友達関係から少しずつ恋愛に発展していくのが好きで得意なタイプ。


恋愛にはドキドキ感より安心感や安らぎを求め、恋人に対しては友情や仲間意識に近い感覚を持つタイプ。パートナーに対して、情熱的な愛情や独占欲・嫉妬はあまり感じないのも特徴的。


そんなあなたには、同じく『ストルゲ型』に近く、独占欲や嫉妬欲が少なく、恋愛至上主義ではない自立した女性である『碇ユイ』と相性が良いでしょう。

一方で、感情的で他人からの愛情や承認を強く求める『アスカ』のような相手だと、相手の女性が物足りなさを感じてしまうこともあるので注意が必要です。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

 ラスボス……。碇ユイは自立しまくって外宇宙に行ってしまった。
 まあ、うちの脳内妹も底知れない奴だが。
 兄妹関係が友情に近いかは難しいけど、まあ、仲間だとは思う。


 あと、恋愛関係で嫉妬や不安を感じないのは、「脳内妹が僕を愛している」ということを完全に信じ切っているからなので、別の人が相手だったら違うかもしれない。


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現代アニメ批判1/4 報われるために商品化するキャラクター

 このネタは実は輪るピングドラム劇場版と劇場版Gのレコンギスタの最終的な感想を書いた後に書く予定だったのですが。テレビ版と劇場版の比較が、非常に時間がかかっている。
 なので僕が悪いのだが。

  • ノレドが報われて欲しい

 Gのレコンギスタ劇場版で一番印象的に改変されたのは恋心ですが。(戦術的にはもっと大規模に改変された所もあります。フォトントルピードのリアクションやマックナイフとの死闘以外にも)
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅴ』「死線を越えて」【Blu-ray特装限定版】


 キャラクターが報われて欲しい、恋愛が成就してほしい、そういう感覚は、実は僕はあまり重視していない。
 もちろん、因果応報というのは社会規範と共に、多くの人の心理的な価値判断として内面化されているのだろうということは分かる。


 因果応報というと、「悪いことをしたキャラクターが罰せられないことが不満」というご意見も散見します。


 しかし、僕はキャラクターが報われて欲しいという感情を主としてアニメや映画を見る事を意図的に避けようとしているところがあります。
 理由として、人生とは「そのキャラクターの人生のごく一部しか描いていないアニメの中での恋愛や作戦などの成功がうまくいった、という程度で報われたとは言えない」という考えを持っているからです。高校生くらいの恋愛なんて成就する方が珍しいし、ラブコメという恋愛を主軸にしたジャンルにおいても、複数いるヒロインが一人の主人公に見初められて、恋愛が成就したヒロイン以外は報われない負けヒロインというレッテルを貼られる、というのもかわいそうだと思う。物語が終わっても人生という冒険は続く。
 もちろん、創作物、物語、小説、漫画、アニメのキャラクターの人生は読者や視聴者にとって、その切り取られて描かれたごく一部分しか見えないものだ。なので、それがキャラクターの全てのように思われる、というのも、鑑賞関係の構造から導き出される感情としてはそれほど異常な反応でない、とも了承している。


 しかし、キャラクターが報われるとか幸せになることがアニメ作品で重要なことなのだろうか?あるいは、現実の人生も報われたかどうかの判断は難しいのでは?とりあえず現実の人生の報いについては仏ではない僕はよくわからないので考えないものとする。


 僕はキャラクターにとって不幸なことは恋愛や目標が成功せず報われないことより、そのキャラクターが物語という虚構の中でいい役を演じることができないこと、あるいはそのキャラクターがいることで物語がつまらなくなること、だと思う。


 感情移入型(自己投影型)の創作と俯瞰型の創作の議論は昔からある。


 個々のキャラクターが魅力的だからおもしろい、キャラクターを応援したい、キャラクターに萌える、というのと、
 キャラクターが優れた物語を構成する一部になっている、キャラクターが重要な役割を演じる、キャラクターが不幸になることで役割を果たすこともある、というのと。


 僕はキャラクターが報われるかどうかを意図的に避けようとしている、と先に書いた。


 が、同時に、魅力的なキャラクターというパーツと、優れた物語という全体のどちらが重要かと言うと、それは両方とも重要だとも思う。いや、当たり前の話ではあるのだが。


 なので、Gのレコンギスタの劇場版でノレド・ナグさんが報われたかどうかは、個人的にはどうでもよいし、映画評論としてハッキリどちらがよかったと判定する能力も僕にはないと思うし、まあ、テレビ版と映画ではちがうよねくらいにしか思えない。(メディアやテンポが違うので)


  • アイドルとしてのキャラクター

 キャラクターが魅力的であるというのは大事だと思うが、僕はキャラクターが報われることに対しては大して重要に思っていない。


 なぜなら、物語、特にアニメのキャラクターは存在しないからです。


 存在しないものが幸せになろうが、現実世界においてはなんの影響もない。なぜなら存在しないから。そのように僕はキャラクターの幸不幸は大して重要ではないと思おうとしている面もある。


 しかし、「創作キャラクターの幸不幸が重要ではないと思おうとしている」と意図的に考えなければ「キャラクターが報われて欲しい」という感情に流されがちということも自覚しているので、そういう行動や言葉遣いをしている。


 ヒト脳にとって「魅力的な実在の人物」と「魅力的なキャラクター」の区別がどのようになっているのかは、僕は専門家ではないのでわからないのだが。
 やはり本能的にヒト型をしたものに対する好き嫌いは発生するわけで、魅力的なキャラクターにも、魅力的な実在の人物と同じように幸せになってほしいものだ、と思うことは自然に発生しやすいものだ。


 そして、これは僕が個人的に考えていることなので、特に読者の方は重視しなくてもいいのだが。


「キャラクタービジネス」が現在のアニメーション界隈では重要視されているのではないか?という仮説です。


 キャラクターIPとか言われる。


 ここで、「フィクションIP」ではなく「キャラクターIP」「キャラクタービジネス」と言われることが象徴的だと思う。

www.bandainamco.co.jp


「IP軸戦略」は、エンターテインメント分野において多彩な事業領域と豊富なノウハウを持つバンダイナムコグループの強みです。 IPの世界観や特性を活かし、最適なタイミングで、最適な商品・サービスとして、最適な地域に向けて提供することにより、IP価値の最大化をはかること、それが「IP軸戦略」です。
バンダイナムコグループは、「IP軸戦略」の進化と浸透・拡大に取り組むことで、事業の最大化はもちろん、長期的なIP価値の最大化に向けIPの可能性を拡大することを目指しています。


*IP:Intellectual Property の略で、キャラクターなどの知的財産のことを指します。

 大きな企業に育ったバンダイさんの公式サイトでも「ストーリーではなくキャラクターが財産」と表記されている。


 多分、ディズニーとかもそうだと思う。


 これは、まあ、視聴者の感覚とはまた別の都合だとも思うのだが。
 「本社のIPであるキャラクターをパクった」と裁判を起こすことは容易だが、「本社のIPのようなストーリーがパクられた」と裁判を起こすのは難しそうだ。(コナミとか、ゲームシステム部分の特許でサイゲームズに裁判を起こしているようだが)


 すごく雑に言ってしまえば、キャラクターは記号で視覚的に明らかな単体なのでパクられていると主張しやすいが、ストーリーや世界観はキャラクターやその行動やその周囲の環境など多くのファクターが絡んでいるために、明らかな個別のもの、とは主張しにくい。


 (というか、探偵小説など海外の翻訳小説の構造をパクって日本風にしたものなどがヒットしたりした江戸川乱歩やらの事例があってなあなあになってきたという歴史がある。ラブクラフトなどシェアワールドという物もある。その他、オマージュやインスピレーションやパロディやパスティーシュは比較的、立件しにくい。異世界転生のストーリーが多くても、それの権利をナルニア国物語とかマーク・トウェインが独占するということにはあまりならない)


 おっと、話が裁判沙汰とか横道にそれてしまった。


 話を戻すと、大手エンターテインメント会社が言うように「キャラクターIP」は商材になるということです。
 もちろん、キャラクターたちが活躍する作品としてパッケージ化されたストーリーや物語やゲームも商品になるんですが。


 キャラクター単体も、今のIPビジネスではアイドルのように商品として扱われるのです。
 むしろ、現実的な肉体を持っている実在人間アイドルより、疲労やメンタルヘルスや同時性問題に囚われないキャラクターの方が商品として、はるかに便利ともいえます。
 (僕はアイドルマスターのオタクで元KLab社員なので、キャラクタービジネスにずぶずぶと言われたらその通りなんだけど。それくらいキャラクタービジネスを見ていると、商品として扱われているということも多々、見てはいる。関係ないけど この間、夢の中で女性になってシンデレラガールズの人気ユニットLippsのコラボ化粧品やコラボアパレルを買っていた。俺はギャルになりたいのか?)


 昔のキャラクタービジネスは、「ロボット」「怪獣」「ヒーロー」が主だったと思うのですが。ガンダム、マジンガー、ゲッター、ゴジラ、ガメラ、仮面ライダー、ウルトラマンとか。
 ここ最近は「美少女プラモデル」という商品が結構(ガレージキットに比べて)廉価で出来のいいものが出ていたり、アクリルスタンドとかも売れている。


 もちろん、セーラームーンとか魔女っ子アニメとかキューティーハニーとかカードキャプターさくらとか前世紀にも美少女キャラクターのビジネスモデルはあったんですが。


 それらは技術の発展が現在より劣っていたからか顧客の年齢層の問題か、キャラクターそのものよりも「なりきり変身セット」などのコラボグッズの商品展開の方が多かったように思える。
 ロボット物はプラモデルや超合金が主な商品展開だったように思えるが。
 仮面ライダーも変身ベルトや自転車が多く、フィギュアが商品展開されるようになったのは比較的近年かもしれない。(キン肉マン消しゴムとかもあったけど)


 まあ、その、造形物としてキャラクターを模した商品が出ている、と言うだけでなく、キャラクター(登場人物)自体が、その活躍の舞台であるストーリーよりも商材として目立っているような傾向が近年、見られる。


 ガンダムのアムロやシャアのコラボとか、ストーリーと全然関係ないけど、とりあえず赤くしてジオンのマークを付けたら売れたりする。


 というわけで、商品展開をするスポンサーの要請としても、ストーリーの巧拙よりも、キャラクターのアイドル的な好悪を重視する作品作りになるのはある意味で必然。


(また、全然別のジャンルだけど将棋の藤井聡太さんやスポーツ選手が注目されてても、別に飛車の使い方とかバットの持ち方はあんまり商品にならない気が…。いや、その競技をやっている人は注目するんだろうけど。アイドル的に有名人を見ている人はその具体的行動より記録とか容姿に着目しているような…)


 変に文章が長くなるのが僕の悪い癖だが、アニメのキャラクターも、ストーリーの中でのパーツとしての役割としてより、キャラクター自身が好かれるかどうかが商品の売れ行きを左右する。そういう意味で、アニメのキャラクターはもはや芸能界を舞台にした作品以外でも、アイドルのように扱われているのであろうと思う。


  • 売れるキャラクターと売れない奴

 もちろん、人類最古と言われるギルガメシュ叙事詩や救世主を描いた聖書やトロイヤ戦争やアーサー王伝説や戦国時代の武将など、多数の人が参加している物語から、キャラクター性の強い人をピックアップして注目させるのは昔からあるので、別に最近のアニメだけが悪いわけじゃないんだけど。


 キャラクタービジネスとして、物語ではなくキャラクターが商材になる傾向はある。
 鬼滅の刃の炭治郎のごくごく一般的な服の模様とかも商材になる。


 そういう記号的な部分から、「売り物になるアイドルとしてのキャラクターの魅力を高めるために、世界観ではなくキャラクターを強調する」という創作手法が用いられることが最近、増えたと思う。


 それ自体はそれほど悪い事ではない。ラブコメとかの正妻戦争とか、読者が「自分は○○ちゃん派~」とか言って応援するのも楽しみ方の一つだと思う。


 きらら四コマ萬画原作からの美少女アニメやプリキュアとかアイドルアニメ、ソシャゲ原作アニメも「このキャラクターを好きになって楽しんでくださいねー」という態度で作られているようで、それは商品展開としても、作品の楽しみ方としても、一致していて楽しい。


 しかしながら、厳しいことを言うと、人間の愛は有限です。


 脇役の全員にいたるまで、公平に好きになることは非常に難しい。


 きららアニメやメンバーが決まっているプリキュアやアイドルアニメでは「この範囲のキャラクターを好きになればいいのだな」とだいたい見当がつく。


 問題は戦争ロボットアニメや群像劇です。いや、ジャンプ萬画原作の部活スポーツアニメとかでは群像劇でも各学校ごとに仕切られていたり、そういう整理の工夫はある。


 戦争ロボットアニメや異世界とはいえ国の存亡を左右する話の場合、登場人物が日常系きららアニメとは違って多くなる。
 必然的に「売れる、アイドル的な、商品になるので視聴者に好かれて欲しいメインキャラクター」と「こいつは死んでもいいし不幸になってもいいモッブキャラクター」と「不幸になることで印象付けたいキャラクター」の差異が発生します。


 結論から言うと、僕はそれが嫌なんだよ。
「視聴者が応援したくなる、商品になる、アイドル的な人気キャラクター」と、「そういう人気者の添え物や人気者の行動のパーツとして使い捨てられるモッブキャラクター」と、「わかりやすい悪役」でキャラクターの存在の重み、すなわち人権が商業主義によって区分けされるのがどうにも好きになれない。


 なので、「このキャラクターが幸せになってほしい!」「このキャラクターは今はかわいそうだけどハッピーエンドになってほしい!」「このキャラクターが好きだから報われて欲しい!」「こいつは気持ち悪い悪役!」というムーブメントにもイマイチ同乗できない。


 僕はキャラクターは世界という舞台の中で役割を果たせばいいと思っている。もっと言えば、僕が好きなキャラクターは数多ある創作物のうちの数人で、新作アニメごとに好きなキャラクターを増やすには歳を取りすぎた。
 なので、別にメインキャラクターも脇役も、割とどっちもどうでもいいというか、心理的な重みは変わらないのだが。


 しかし、キャラクタービジネス先行タイプのアニメは「このキャラクターがどうなるか心配ですよね?」という興味の印象付けを重視する。
 最近(でもないか?)のSNSでも人気キャラクターが幸せになってほしい、報われて欲しい、という意見を多く見る。そういう風に一喜一憂するのも一つの楽しみ方だと了解はしている。


 でも、僕のような本当に愛するキャラクターが極々少数(まあ、オリキャラの脳内妹なんだけど)に絞られているタイプの高齢オタクにとっては、メインキャラクターもモブキャラクターも等しくどうでもいい。


 むしろ、メインキャラクターのわかりやすい幸不幸についてもどうでもいいと思うので、逆に、作品の構造上、メインキャラクターを盛り上げるための道具として使い捨てられる脇役の方に同情してしまう。だって、僕にとってはメインも脇役も等しいので。


 僕自身もキレる17歳世代だったり、親から加藤智大のようなエリート教育方針を押し付けられつつ宮崎勤のような犯罪者予備軍と言われたり、その親も僕の稼ぎが少ないからと言って自殺したり、それでもオタクをやめないというクソみたいな人生を送っている。


 そうすると、キラキラと商材になるアイドルメインキャラクターより、クソみたいに殺される脇役のことの方を同情的に考えてしまう。
 考えてしまうのだが、キャラクター商品としての作品は脇役についてほとんどバックボーンも語らない。だって、そっちに時間や労力を割いても売り上げに影響しないから。


 そうするとどうなるのかというと、アイドルメインキャラクターが活躍しても、そもそも応援していないしどうでもいいし、クソみたいな扱いをされる脇役も気にかけても作品自体がそれらを重視していないし、
 結果としてパサパサの乾いたサンドイッチを食べるような、つまらなさを感じる。


 むしろ、商品になるメインキャラクターばかり飾り立てて、それ以外の数万、数億のつまらないキャラクターを雑に扱っている作風に嫌悪感すら覚える。だって、僕みたいな無職って人類の歴史においては雑に殺される側の脇役だからね。


 だから、「商材になるキャラクターが報われて欲しい!」みたいな話を聞くと
「まあ、僕は報われない側だけど」って勝手に気分が悪くなる。


 作画の力の入れ方を見ても、売れるキャラクターと売り物にはならないけど舞台装置として設置されてるキャラクターの描き方の差を見て、学芸会の主役の子と木の役をしている子のような差別を感じていやになる。(これは僕がいじめられっ子の発想だからですが)



 まあ、そういうひがみ根性を抜きにしても、メインキャラクターが報われるかどうかを気にして、メインキャラクターに注目して応援する鑑賞方法と、
 どのキャラクターも作品世界の部品に過ぎないと思ってフラットに見る鑑賞方法では違うよね、と言う感じです。
 個人的にはメインキャラクターを盛り立てるためにその周辺の社会情勢を反映したキャラクターの描写が雑なのは、広めの作品世界の描写としてはあんまり出来が良くないなあ、と思うところもある。まあ、そういう作品ごとのリアリティレベルは、視聴者が自分で脳みその中でチューニングすべきなんだろうな、とは思うけど。天才バカボンと魔法使いサリーの倫理レベルは違うし。


  • Gレコについての補記

 まあ、Gのレコンギスタのドラマとしてはノレドがベルリと同行するかどうかについては、ノレドが報われたとも思わないんだけど。(旅に同行した結果、ベルリに愛想をつかして他の男に走るって言うことも十分想定できる)
 主人公の男性と恋愛が成就することで彼女の人生が報われるのかと言うと、それはそれで疑問ではある。
 が、まあ、二次創作の盛り上がりは作品の人気になるということもあるし、ベルリが一人で旅をするというより、ベルノレが観光名所を巡って世界旅行するっていうジャンルが産まれたのは、まあ、いいことなんじゃないの?とは思う。Gレコという作品が9年くらい経っても愛されるのは富野由悠季ファンの僕としても好ましい。
 キャラクターの幸不幸はどうでもいい、と言いつつ、やはり富野由悠季監督のことは好きなので、富野由悠季監督の作品が愛されるきっかけが増えるのは好ましいと思う。
Gのレコンギスタ COMPACT Blu-ray BOX

  • 続く

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#U149 を見ての感想。「良作画」について

 作画がいいアニメとは、アニメーションの絵なんてものは大したことがないということを自覚しているアニメだ!


 上記のことがわかっている人はもう帰っていいよ。


 アイドルマスターシンデレラガールズU149のアニメ版の作画がいいと評判だ。
 僕もいい作画だと思う。
TVアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」 Blu-ray1 [Blu-ray]


 で、さっきまで見ていたのだが。同時に次のような問題意識を持っていた。


「最近のデジタルアニメは、デジタルで動画が管理されているので、動画の線が丁寧。しかし、だからこそ、口パクや動く部位やスライドする背景など以外は線が動かない。過去のアナログアニメは微妙に動画の線がぶれているので、それはアニメーターの技術としては失敗なのだが、生っぽさを感じる」



最近のアニメ雑語りおじさん!


 まあ、アニメーターでもないのにこういうことを言うのもなんだけど、富野由悠季監督の小説の「ファウ・ファウ物語」で異世界から来た妖精がアニメを見て、違和感を表明するというくだりがある。(妖精は初めてアニメを見たので、止まっている絵の連続が動いているようにしているということを理解していない)
 「ファウ・ファウ物語」の地の文でもアニメの絵は絵としてあまり品質がいいものではない、と書いてある。


 いや、僕が言いたいのは何でもかんでも常に動かせと言うことではない。


 アニメーションとは錯覚である。静止した絵を一秒間に30~8枚見せられて、何となく動いているような気分にさせる手品の一種です。


 というわけで、動く動かないじゃなくて、そもそもアニメの絵は一枚が一秒以下の鑑賞時間しかない、一瞬で見過ごされるものであり、一枚絵とは全く性質が違うものだということです。


 だいたい、アニメの原画用紙ってA4サイズくらい?らしいし、その程度の小さいキャンバスに描いたものをデカデカとしたモニターに拡大して映すのもちょっとアレだ。
 まあ、映画館とかは仕方ないし、劇場版用の演出技法と言うのも、僕にはできないけど、名監督という人たちはできている。
(個人的には肩幅より広いモニターでアニメを見るのは苦手です)


 というわけで、U149に戻りますが、かなり工夫されている。それは絵をうまくするとか動きを多くするというのではない。ダンスシーンとかはがんばってるんだけど。
第1話 鏡でも見ることができない自分の顔って、なに?

  • U149でいいなあ、と思った点。


 エンディングの止め絵でもじわパンしていたり、微妙にカメラ(デジタルアニメにはカメラはないんだが)が揺れていたり、簡素な絵について「簡素な絵だな」と思う前にカットが切り替わったり、カットごとにカメラが(まあ、ないんですけどね)魚眼レンズっぽくなっていたりズームしたり、パースを強調したり、同じカットでピントを切り替えたり、視点を別のキャラクターや物に動かすように誘導して一つの場所を注視させなかったり、その他照明や撮影効果を足したり、そういう工夫がある。


 つまり、アニメーターが描画する作画がいいのは最低条件として、それでもなお、それはじっくりと見る絵ではない、という自省に基づいて絵にトリッキーなジャミングをかける。


 いや、僕はこれでも精神障害者手帳で国立美術館、国立博物館に無料で入り浸れるという特権階級なので、(過労や成育歴の悪さの結果なので自慢することではない)たくさんの名画を見てきた。
 5秒で済む絵もあれば、30分ほどずっと眺めていられる絵もある。(無職なので平日にダラダラと入り浸るぞ)


 まあ、絵や美術品の耐久鑑賞時間というのは生理的なもので個人差も多いので、有名だからとか価格が高いから、と言うのとは関係があるようでなかったりする。
 もちろん、アニメの絵は一瞬しか見ないものだと言いつつ、安彦良和先生の機動戦士ガンダムの原画集などは持っているし、それは見飽きない。
 ガンダム展や富野由悠季の世界展などで展示されている、超有名なガンダムの設定画も、鉛筆でガンダムのガンダムらしいところをスパッと描いていて、線の美しさに何度見ても魅了される。鉛筆やぞ!
安彦良和アニメーション原画集「機動戦士ガンダム」


 そういうわけで、いい絵は長く見れるのもあるけど、まあ、でも、やっぱり、ひどいことを言うようだが、テレビアニメで大量生産される動画は基本的に耐久鑑賞時間が長くても数秒程度だ。
 昔よりも色の数が使えるようになったとはいえ、やはり、主線で輪郭を描いて、影も多くて3段階、多少ハイライト、こだわりが強い場面では瞳などに一工夫、という程度で、絵としてはアニメの絵は簡素です。油絵とか織物とかその他の国宝級の美術品に比べると、もう、それは圧倒的に簡素な図です。


 というわけで、アニメの絵というのは基本的に長く見ると粗が目立って鬱陶しく感じる、と言うのが僕の感覚です。


 なので、口パクや頭部や腕などの動き以外は停止した絵で長尺のアニメを見せられると不快感をおぼえる。(いや、制作費用とかの兼ね合いでしょうがないものはしょうがないんだろうけど)



 というわけで、禅問答のようだが、よい作画のアニメとは、よい作画の限界を自覚して、その絵をあんまり長々と止めで見せないものだと思う。(出崎統監督が多用した連続パンやハーモニーも、アニメの絵の耐久鑑賞時間を意識した工夫だと思う)(新世紀エヴァンゲリオンの後半の長尺カットはむしろ、その止め絵を見せつけられる不快感を演出意図にしていたような気がする)


 テンポよくカットを切り替えたり、細部が見えないようにちょっとぼかしたり、その他に撮影処理をしたり、視点を動かしたり、よい絵なのだが、よい絵を注視させないことで、よい絵だと認識させる、誤認させる、錯覚させる。それが見ていて印象のいい良作画のアニメだと、僕は思う。これは個人の感想です。


 いい絵を完全に全部を見せないことで、いい絵のように思わせる。


 そもそも、アニメ自体が残像やら脳神経の視覚時間の錯覚を利用した手品なので。


 アニメーターの人にとっては、一生懸命描いた絵を見せたいという気持ちがあるのは重々承知。しかし、絵というものは残酷なもので、1分以上鑑賞に堪える絵は有名画家の展覧会とかでもごく一部である。
 僕は障害者手帳を持っているということもあるし、持ってない時期にも割と一般的な人よりは美術館に行っていた方だと思うが。
 その館内の鑑賞者の動きを見ると、注視する人の方が少なく、たいていの人は作品名と概略を見て、十数秒で他の絵に移動する。じっくりと絵を鑑賞する人は、絵描き以外には少ない。美術館に入場する人ですらそれなのだから、テレビでほとんど無料で見れるアニメの絵を注視する人はもっと少ない。


 なので、アニメの絵は基本的に見れたものじゃないんだから、演出でごまかす、という意図がある作品の方が、逆説的に絵がよかったような印象が残る。


 うーん。自分でもわかるようなわからんようなお気持ちを書いてしまった。(実は洗濯機の掃除のために漬け置きをしているので、少しブログでも書いて時間を潰していたのだ)


 その、作画のしょぼさを演出でごまかすというテクニックが一番感じられるのは、現在ただいまYouTubeで配信されている伝説巨神イデオンです!(隙あらば富野作品の宣伝するオタク)


www.youtube.com
 まあ、今、無料で見れるのは第12話とかなので全体の1/3は過ぎてるけど、イデオンの前半はちょっと展開がだるいというか、イデオンが本来の力を発揮してないし武装もあんまりないのでバトルシーンも地味と言うか…。
 なので、今から見ても全然大丈夫です!



 うーん。やっぱり僕は美麗な作画よりも、演出の方に興味があるタイプのオタクなんだろうなあ。


 洗濯槽洗浄剤の漬け置き時間がそろそろ終わるのでこの記事も終わります。


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機動戦士ガンダム #水星の魔女 の感想をまた第15話からやめます #G_witch

 僕は悪魔(黒き羊たちの王、グロンギ族電気羊種怪人)なので契約関係にはちょいとうるさい。セルフギアススクロール。クラピカ。

#水星の魔女 第14話 シュッとしてるわー - 玖足手帖-アニメブログ-

僕が一度辞めた水星の魔女の感想を書きに戻ったのは、僕に偉そうにマウントしてた大河内一楼オタの <a href="https://twitter.com/02Curry" target="_blank" rel="noopener nofollow">@02Curry</a> インクエッジ様が #G_Witch の感想を書くのを一期ラストで辞めたので当てつけです。彼が復帰したら辞めます

2023/04/16 23:55
b.hatena.ne.jp



 というわけで、契約通り、インクエッジ様が水星の魔女への言及に復帰したので僕は水星の魔女の感想を再度辞めます。
ガンダムフォワード Vol.9 (HOBBY JAPAN MOOK)


 インクエッジ様とはちょっと昨年、水星の魔女の件で揉めて、インクエッジ様が僕の水星の魔女の感想をいちいち揚げ足取りしてきたので、しんどくなって水星の魔女の感想をやめました。
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 結論から言うと「ビットはモビルスーツを否定する武装」だからです。具体的に言うとミノフスキー粒子で誘導兵器が使えなくて基本的に接近戦のモビルスーツ戦闘が主流のガンダムの戦場においてアウトレンジから長距離攻撃してくる誘導兵器は「機動戦士ガンダムという番組の設定を否定してるじゃん」なんですよね。
 ガンダムがシリーズ化しているのでみんなビットやファンネルを当たり前にしているけど、そもそもガンダムとミノフスキー粒子って初期構想が富野監督によって「ロボットに格闘戦をさせた方が劇として盛り上がるけど、有効射程距離が軍事兵器の強さになってる未来で説得力がないので、電波誘導兵器が使えない設定をでっち上げた」ってやつなので。


 破壊されたはずの地球寮チームの機体が補い合って一つの砲台になるというのもちょっとVガンダムっぽくて面白いし、エアリアルのビットに似たような感じでもある。という類似性を発見するのはちょっと楽しい。
 エアリアルたちは家族だけど、地球寮も仲間なんだ!という点で広い意味でのビットで、そこが部下がいるけど個人主義のシャディクとの差、みたいな?



  • インクエッジ様のありがたいお𠮟り

 インクエッジ様はとても鋭い考察で有名なオタク第二世代のベテランのアニメ批評家であらせられるので、僕からインクエッジ様に全く絡んでなくても、たくさん注意してくれました。



 インクエッジ様は僕よりも社会経験がある大人の男性でしかもとてもアニメや漫画や特撮の知識も持ってらっしゃるので、一度も会ったことやTwitterでリプライをやり取りしたこともないのに、僕の欠点を見抜いてくださいました。
 インクエッジ様は誰よりも僕の欠点を見抜いてくれる、Gのレコンギスタのカーヒル・セイント大尉のような方なので、ガンダムやアニメ、特撮の批評界隈を引っ張っていける、やさしくて熱血漢で優れた大人です。


 僕の水星の魔女記事は間違い!僕の存在は富野由悠季監督に対して迷惑!インクエッジ様が正しい!




 昨年12月11日の記事で引用させていただいたインクエッジ様のツイートで、僕のことを「粗忽者」と叱咤して、僕のフォロワーたちに対しても「そろいもそろってクズども」と忠告してくださったツイートが消えていたので、スクショは取ってあるので載せますね。インクエッジ様のありがたいお言葉は座右の銘として保存してあります。
 でも、インクエッジ様は自分のツイートも消せるくらい自己分析もできる冷静な人ですね。素晴らしいインターネットの使い手ですね。



 アニメを見る才能はインクエッジ様が圧倒的に上!

「アニメを語る才能あるインクエッジ様が最もアニメファンにふさわしいのなら、インクエッジ様以外の意見を持つものはアニメ感想をかくのにふさわしくはないことになる。グダちんのブログははじめからまちがっていたんだよ…ザビーネ」

  • 水星の魔女第一クール終盤

 第一クールの終盤は、さすがにインクエッジ様にかなわないと思い知らされたので、感想を書くのをやめていました。

 話題性を集めれば宣伝効果があれば、絶対の勝ちと断言しておいて、水星の魔女の第一クールの最後はとても話題や議論を呼んだのに、まったくインクエッジさんはツイートしていないのである!

 あれあれ~~~???話題を呼ぶことが絶対の勝ちなんじゃあなかったんですかああああ????おじさ~~~~ん?



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 インクエッジ様がなぜ水星の魔女ラストを見ていないのか
 当ててやろう。「正しくないから」です。


 水星の魔女の第一クールのラストのグロシーンや今まで出し惜しみしていた戦争やら地球との関係の情報を一気に出して来たのは、インターネットで賛否両論だ。
 「賛否両論」これはパターナリストが最も嫌うものの一つだ。


 つまり、インクエッジ様は自分を専門家とみなし、僕を「頭がおかしい選民思想を持ち、迷惑で気分屋で意見が間違っている劣った存在」と勝手に定義して、「お前は間違っている!」と言って気持ちよくなっているおじさんなんだな。


 そして、僕が水星の魔女についての感想を書くのをやめたら、「違うな、間違っているぞ!」というキッカケが失われるので、インクエッジさんは水星の魔女について言及できなくなる。詰みです。
 ま、僕が「水星の魔女の記事のアクセス数が伸び悩んでいるし他にやりたいことがあるので書かない」と書いた理由も本心の一部だが、もう一つある。
「揚げ足を取ってくる奴がいる所では、まず足を上げない。そうすると、相手は揚げ足を取ることもできず停止する」単純な戦法ですね。



 もちろん、他にも水星の魔女の惨殺シーンについて意見を云々しているTwitterは沢山いる。同時に、水星の魔女のファンもいる。


 ここでインクエッジ様は選択を迫られる。
「水星の魔女の演出について、賛同か、批判か」
 しかし、彼は等間隔に置かれた「賛否両論」のエサのどちらも選べないロバと同じで、選択をすることができず、結果として1カ月、閃光のハサウェイのテレビエディションが4回放送されてさらに数日たった今も、水星の魔女の第一クールのラストを見たとも明言せずのらりくらりと逃げている。意見を言わない。感想も書かない。



 インクエッジ様は「自分は正しい見方をしている識者!」とアピールしたいので、彼が愛好しているコンテンツが正しいか正しくないかわからず、賛否両論の事態になっている時は口を開くことができないのだ。
 自分で何が正しいかを決められず、印象レベルの感想も書けず、世間の客観的な評価が定まるまで好きなアニメについて言及できないなんて、かわいそうだね!



 オタクって、「正しい解釈をしてスゴイ!」って自分よりもライトなオタクに褒められるために感想を書いてるんですかね?


 僕がインクエッジ様のことを「逃げたヘタレ」と書いたのは、少し失礼ですけど、僕もインクエッジ様に「頭がおかしい」とか「富野由悠季にとって迷惑」ってアメリカのハイスクールのサイドキックスみたいなことを言われたので、まあ、どっちもどっち。
 まあ、インクエッジ様を「感想を書くことから逃げたヘタレ」と書いたのは、もちろん、インクエッジ様の正しくて深い考察ツイートを読みたいからです。インクエッジ様が僕に対して叱咤してくださったのと同じように、大河内一楼先生と革命機ヴァルヴレイヴに日本一詳しいインクエッジ様にも発奮して水星の魔女に取り組んでほしかったので、あえて強い言葉を使ってしまいました。


 そんなインクエッジ様が短文とはいえ、水星の魔女の感想をツイートしてくださるようになったので、ここはもう僕の出番は終わったと思い、再度感想を書くのをやめることになりました。これは予告通りのことですからね。


  • 水星の魔女は僕のものじゃない

 大河内一楼脚本や、アニメや特撮の歴史に詳しいオタク第二世代のインクエッジ様のような大人の偉い人を先達として、若い新規でガンダムに入ってくれた人がガンダムを楽しんでいくのが、機動戦士ガンダム 水星の魔女の健全なファンコミュニティだと思います。


 そこで、「富野由悠季監督の作風とは違うなあ」などと野暮な比較をする僕のような厄介な富野信者はインクエッジ様にとっても、楽しんでいる若い彗星の魔女ファンにとっても、サンライズ、バンダイナムコフィルムワークス、富野由悠季監督にとっても迷惑千万です。


 だから僕は口をつぐむべきなのです。みんながTwitterで盛り上がって楽しさを共有しているところに、僕みたいな富野由悠季監督作品に詳しいと思い込んでいるだけで、本当はインクエッジ様の方が詳しいという、レベルの低いオタクが水を差すのは資本主義経済に対しても迷惑なのです。


 インクエッジ様のような一握りの生き字引と、若いファンの方だけが水星の魔女を「正しく」楽しんでください。

  • ただし、僕は昔から比較する厄介な富野ファンでした

 フィリピンで実写+CGの超電磁マシーン ボルテスVの新作が作られていて、割と出来がよさそう。全80話もあるみたいだけど、できれば日本でも見たいものだ。


 そんな海外でも長く愛されるボルテスVですが。
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 水星の魔女と富野由悠季作品を比べるのは不作法と言われますが。
 10年前のブログで「富野喜幸コンテが終わってからのボルテスVはハイネルくらいしか見どころがない」とか長浜忠夫監督と比べて書いてました。


 フィリピンの人がものすごく熱狂しているありがたいボルテスVを見ても、僕は富野絵コンテと比較して「長浜忠夫監督も巨匠だけど、富野絵コンテからしか摂取できないオーガニックエナジーがある!」
 とかクッソ失礼なことを普通に書いてました。富野由悠季作品を見てるときだけ鬱病が軽くなるという異常な精神障碍者なので富野由悠季監督に対してもこういう厄介なファンは迷惑ですよね。


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 勇者ライディーンでもそんな感じ。(初代ライディーンはレア作品だけど、今はバンダイチャンネルで富野由悠季特集をやっているので月額会員だと見れます)
 勇者ライディーンの監督は後半は富野喜幸監督から長浜忠夫監督にバトンタッチしたけど、最終回は富野絵コンテなので「長浜忠夫監督になってるけど、やっぱり最後は富野前監督が自分の演出でケジメをつけてカッコいいし面白い!」とか言っちゃう偏執狂です。



 僕みたいな40歳以上の富野オタクでしかも働いてない世捨て人の僕は富野由悠季監督からも見放されています。(インクエッジ様は見識が深いので例外ですけど)
 水星の魔女のメインファン層の若い人こそ、本当に未来を作ってくれる人です。
 そんな若者たちに対して、僕が水を差す権利はないのです。だから僕は口をつぐみます。アイドルマスターシンデレラガールズ U149や天国大魔境を見て、輪るピングドラムとGのレコンギスタを見返して劇場版の考察を数カ月も遅れてしまっているけど書いていこうと思います。
機動戦士ガンダム 水星の魔女 ガンプラビギナーズガイド (HOBBY JAPAN MOOK)
機動戦士ガンダム 水星の魔女 スマホケース 携帯カバー スマホカバー 携帯電話カバー Iphone用ケース Iphone 13 14 ケース キャラクター スレッタ・マーキュリー ミオリネ・レンブラン 人気アニメ 萌えグッズ 耐摩擦 耐衝撃 汚れとほこり防止単 滑り止め 全面保護 軽量 プレゼント Iphone多機種対応 (03,iPhone11)
超合金 機動戦士ガンダム 水星の魔女 ガンダム・エアリアル 約180mm ABS&PVC&ダイキャスト製 塗装済み可動フィギュア

 商品展開も中年ガンダムオタクよりも若い子向けのスタイリッシュなものが多い。商業的なターゲットとしても僕は水星の魔女の視聴者にふさわしくないので、若い子が楽しむのを邪魔しないようにしたい。





  • アルコール中毒

 昨日と一昨日はアルコール依存症で胃がやられた話を書きましたけど、この程度の何にも頭を使わない記事だと素面でサクッと書けます。単に「インクエッジ様が戻ってきたから、水星の魔女から再度手を引きます」ってだけの内容しかないので。


 アルコールの離脱症状はあまりなく、むしろ水も好きなのでアルコールが抜けていく感覚もスッとして気持ちがいいです。がんばってお酒を減らしていこうと思います。でも古戦場からは逃げてはいけない。



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アイドルマスターシンデレラガールズ #U149 を1,2話見たけどロリコンじゃねーし

 私の担当は野々村そらちんだ。15歳だ。ロリコンではない。(詳しい定義はハンバート・ハンバート氏を参照)

 一番金を貢いだのは大槻唯だ。ギャルだ。ロリコンではない。
Dream Tech アイドルマスター シンデレラガールズ サマータイム☆ハイ 大槻 唯 1/8スケール PVC製 塗装済み 完成品 フィギュア


 それはそうと、関連書籍を一番たくさん読んだ(暗喩)アイドルは佐々木千枝さんです。
アイドルマスター シンデレラガールズ 佐々木 千枝 ハイファイ デイズ 1/7スケール PVC製 塗装済み完成品 フィギュア


 櫻井桃華さんには母性を感じる。(父性はRX-78-2 ガンダムに感じる)
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版]


 龍崎薫さんの水着はこれぞアイドルという王道のさわやかさを感じた。(暗喩)


 というわけで、アイドルマスターシンデレラガールズU149はもちろん原作も全部CD付き初回盤を持っているし(after20も持ってるよ!)、アニメ版も1,2話を配信で見て、面白かった。


 U149は小学生アイドルがメインの作品だが、アニメ版では(漫画もたまに)もっと年上のアイドルも魅力的に描かれている。
【新装版】アイドルマスター シンデレラガールズ U149(1) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)


 序盤の第三芸能課にとっては先輩アイドルはまだ憧れの向こう側ですけど、先日大往生したモバマスでは年齢関係なく9歳から31歳まで190人のアイドルが謎のLIVEバトルというシステムで気力(?)を削り合って戦い合うし、プロデューサーと呼ばれるプレイヤーは秒速3本くらいのペースで100円の課金回復アイテムを使いリロードを繰り返し、上位入賞するためには数十万円がイベントごとに必要という地獄のようなソーシャルゲームだったので、戦場では9歳も31歳も関係ない!それが芸能界なんだ!そして戦力が低くなったアイドルや編成に合わないアイドルはトレードで他のプレイヤーに売り渡して課金アイテムをゲットするが、ガチャで復刻するときもあるし、課金アイテムも2種類あって時期によって価格が変動するので相場要素もある…。俺たち、アイドルマスター女衒ボーイズ。


 推しの子より地獄芸能界じゃね?


 いや、違う!僕が言いたかったのはアイドルマスター女衒ボーイズの闇ではなく、アイドルマスターシンデレラガールズのキラキラとかがやくものについてなのだが。


 以前、こんな記事を書いた。

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 美少女と言えば、少女漫画のように長いまつ毛を連想する人が多いのではないだろうか。


 しかし、違うのだ!

アイドルマスターにおいてまつ毛の伸びているキャラは少ない。
杏仁豆腐 イラストワークス ブリリアントアイドル
 跳ねまつげが伸びているアイドルは13人のアイドルのうち、
半分以下の6人(亜美真美をセットにすると5人)だけなのである。


 そもそも初代アイドマスターからしてまつ毛の本数だけでなく、小学生女児から短大卒業成人女性の年齢差とか身長とか3サイズとか髪質とか、意図的にバリエーションがついていたわけで。


 それが最初から百人超えのアイドルを実装したモバマスはちょっと頭がおかしい(暗喩)んだけど、杏仁豆腐先生とサイゲイラストチームによって本当に身長体重体格人種ファッションの多様性が描かれていた。(昆布やトレースや特撮はご愛敬)
アイドルマスター シンデレラガールズ 諸星きらり あんきら!?狂騒曲ver. 1/7スケール PVC&ABS製塗装済み完成品フィギュア
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 07 サマカニ!!


 アイドルの大きいお山(暗喩)、小さいお山(暗喩)、どちらもちがって、みんなキラキラと輝いている…。
アイドルマスター シンデレラガールズ 棟方愛海の格言トートバッグ


 というわけで、何が言いたいのかというと、しょせん二次元ですからね?本当の小学生じゃないですからね?
 年少組アイドルもアラサーアイドルもデザイン?の違いにすぎないんですけど!


 たまたま僕のハイパー兵器(暗喩)が反応するデザインコンセプトが佐々木千枝さんの本だっただけですので。そんな、僕に実在する女性の人権を侵害する度胸があるわけないじゃないですか!単なる書籍のイラストデザイン上の趣味です!メタファーです!


 というわけで、アイドルマスターシンデレラガールズU149は色んなデザインのアイドルが動いているアニメが見れていいですね。
 アイドルの衣装だけでなく、私服もシーンごとに着替えたり、レッスンウェアやカバンやアクセサリーも個性に合わせて変わっていて、非常に多くのデザインと、そのデザインの集積体であるアイドル、すなわちデザインコンセプトが見えて、非常にリッチなアニメーション作品だと言えるでしょう。


(脇役のアイドル以外の成人も訳があってこういう格好や振る舞いや生活様式をしているというコンセプトが明確で、コピペ雑踏で済ませることが多い昨今のアニメ界ではやはりリッチ)



 そういう風に、僕はデザインコンセプトを見ているので!ロリータコンプレックスじゃねーし!
 ファイブスター物語のようにデザインコンセプトを鑑賞しているだけだし!
F.S.S. DESIGNS 5 LITTER.pict


 本当ですよ!
ファイブスター物語

IMS 1/100 バッシュ・ザ・ブラックナイト
(↑暗喩)

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機動戦士ガンダム ナラティブTV版4

 うわっ。
 ミシェルってもうちょっとしたたかな人かと思ったら他人のためにあっさり死んだな。


 なんか富野由悠季作品の「女たち!」みたいな名言とかを混ぜたけど、短い尺なので、そこまで感情が熟成されていないという感じでした。
機動戦士ガンダムNT


 ネオジオングのゾルタンもそんなに悪役としての格が高くない感じで因縁も薄い。ゾルタンのネオジオング二号機はあってはいけない存在って言われてたけど、じゃあ暴走してて飛び回り続けているフェネクスはあっていい奴なの?


 ヘリウム3備蓄タンクがそんなにホイホイ核融合爆発するのかって言うのもよくわからん。まあ、地球の危機を演出したかったんだろうけど、なんかとってつけた感じは否めず。核融合は本当にいろいろと計算しないとできないし、いまだに世界中の科学者ががんばってもできてないので。単に圧縮したら核融合するかって言うとそうでもないと思う。


 コア・ファイターもいろいろとデザイン的に頑張ったらしいけど、数秒で撃破されて、あんまり印象に残らなかった。


 これは僕がガンダムユニコーンのファンじゃないからあんまりおもしろくないと思っただけで、ガンダムユニコーンが大好きな人はビームマグナムの音が鳴っただけで楽しくなるのかなー?
 来週は何が放送されるのでしょうか?



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機動戦士ガンダム ナラティブ TV版3

FW GUNDAM CONVERGE EX27 セカンドネオ・ジオング 食玩・ガム (機動戦士ガンダムナラティブ)

  • 総評

 なんかミシェルのコロニー落としの後とか、ニュータイプ研究所での非人道的実験とか、自分が助かるために友達を組織に売り渡すとか回想が多かったので、辛気臭い話だなって思った。


 連邦の軍人も辛気臭いルオ商会の女のウジウジした話を棒立ちで聞いてるなよ…。


 やっぱりガンダムはロボットバトルがないと引き締まらないんだなあと思った。備蓄タンクのヘリウム3は爆発しないと思うんだけど。かといって、「すごい力で押せば核融合する」というのも、核融合ってそんなに簡単にできるのかなあという感じでした。


 ナラティブガンダムが一度は乗っ取った白い方のネオジオングも何故か普通にネオジオン残党に戻されていたのが謎。いや、そこはプロの軍人なら敵の必殺兵器の鹵獲チャンスとして頑張るべきだったのでは?でも女の幻想に気を取られてぼんやり…。


  • ニュータイプ

 イデオンソードの音が鳴ったような気もしたけど、別にそれだけが問題じゃない。


 そもそも、まあ、アクシズの軌道を変えたのは大規模だからみんな見てるけど、ララァとアムロの精神的交流とか、カミーユが俺の体をみんなに貸すぞしたりバリアーを張ったり、ZZガンダムが再合体したりっていうの、あの、その、誰がカメラに残していたんですか?
 ニュータイプになろう講演会をしてカルト野郎扱いされたアムロはともかく、カミーユやジュドーはあんまり周りの人に奇跡体験を吹聴するような性格じゃない気がするのだが。


 ていうか、アムロは「みんな進化してニュータイプになろう!」って講演会をしてドン引きされてたけど、シャアはテキトーにそれっぽいことを言ってたらエゥーゴとか第二次ネオジオンなどの艦隊をそろえる程度には人気を稼げるので、アムロは政治が下手。まあ、シャアは無限金塊という謎の能力を持ってるからな…。あと、親のコネ。テム・レイもかなり重要人物だった気がするんだが…。


 ∀ガンダムの衝撃の黒歴史の映像は衝撃だったし、意外とカメラマンが普通に取っててもおかしくない戦闘シーンだったので。(ジャミル・ニート現役時代のガンダムXのサテライトキャノンとかコロニー落としとか、カメラマンは死んでたかもしれないけどまあ、記録媒体が残ってたんかな?)


 なんかベラベラとミシェルがしゃべってたけど。
 リタが「宇宙に出たら人間は使っていなかった脳の残り半分を使えるようになる」→まあSFの設定としては分かる。
「脳が進化したニュータイプは洞察力に優れていて分かり合うことができる」→まあ、頑張ればできるかもね。
「それって人間の精神が本来の形を取り戻して、体という枠から自由になること」→脳の話はどうした?


 う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん????????


 つまり脳が進化しただけのニュータイプは剛力招来サナギマンで、脳の枠を超えて生き続ける純粋な意識のニュータイプは超力招来イナズマンってこと?
(ララァが肉体を失ったのは事故っぽい気がするけど。カミーユのZガンダムに女の霊が集まったのは、カミーユがモテてるからだと思う)


 っていうか、サンライズ作品だからいいけど富野監督のガンダムの映像を使ってしまうのか…。まあ、平成仮面ライダーのロゴを全部出す映画とかもあったけど。


 ていうか、被験者の少年少女を処分するとかいう話を被験者の少年少女に聞こえるような声で言うティターンズのニュータイプ研究所の人、アホなのでは?(それが聞こえたミシェルもそこそこはニュータイプの素養があって強化されていたのかもしれないけど)


 秘密通信をしてた女中尉も普通にゾルタン大尉に立ち聞きされて殺されてるし。あの、ドラマを進める段取りとしてはいいけど、秘密の話をするときに立ち聞きされるようなところでするなって。


 というか、ルオ商会の眼鏡が「肉体を捨てて人が死を克服すれば人類は死の恐怖から解放されるんだ!なんでそれがわからないんだ!」って人類レベルの話を軍人達に対して立ち話で済ませようとするな。


 そういう大きな計画はもっとこう、上手いことやればいいし、たまたま任務で同行しているだけで特に信頼関係もない軍人のようなリアリストたちに「人類に死の恐怖を克服させる!」とか「高次元の存在になるんだ!」とか宗教みたいな話を急にしてもなあ。


 普通、殴られて営倉に入れられて終わりだよ。


 もうちょっと、演出的に頑張っていたら死の恐怖を克服する高次元の存在というものの説得力みたいなのが上がっていたのだろうか…?うーん。でも立ち話でするのはやっぱりどうかと思う。


 なんか富野由悠季監督のニュータイプ論を福井晴敏さんがゆがめた、みたいな意見もあるけど、なんか、そこまですごく富野否定をしているというより、なんとなくドラマの展開としてもキャラクターの動きとしても抜けているところがあって、そんなに強く富野ファンが否定するほどのものでもないんじゃあないかなあって。
 サイバーコミックスとかに載ってたガンダムパロディのなんちゃって感みたいなものでいいんじゃないですかね。
 まあ、そこでふざけたふりをして大真面目にイデオンとガンダムを戦わせた結果、クロスボーン・ガンダムシリーズという大巨編を何十年も描くきっかけになった長谷川という人もいますが。


  • 作画

 悪くない。悪くないんだけど、平坦。
 最近の作画はキャラクターを描いておくだけじゃなくて撮影処理で陰影やグラデを付けていたりする。甲鉄城のカバネリで注目されたけど、チークをいれたり虹彩をギャルゲー塗りしたりするのは割と普通にある。


 で、ガンダムナラティブはガンダムユニコーンの流れを汲んでいるのでまあまあ安彦良和先生を意識しているし、どちらかと言えばリアル系の作画。
 なんだけど、子どものリタがガンダムAGEみたいな美少女。


 まあ、子どもの頃の美少女は美少女でそれはいいんだけど、ヨナとか男性の軍人の顔があっさりしている。いや、それなりにデザインとしては男らしくごつごつした顔の男性なんだけど、ただ、なんなんだろう。機動戦士ガンダムユニコーンほど情報量が多いキャラクターの顔じゃない。カバネリとか進撃の巨人みたいに顔に撮影エフェクトをかけて光らせたり影をつけたりとかはあんまりしてない。平坦な印象。
 いや、まあ、情報量が多い精緻なキャラクターがアニメの正解かって言うとそれはそれでそうじゃないとは思うんだけど。
 先月のサンダーボルトやその前の閃光のハサウェイのキャラクターの作画の情報量が多かった反動かもしれないのだが。


 なんか、ミシェルとかも、リアルな大人のガンダムというより、バトルスピリッツやアムドライバーくらいのリアル加減のちょっとキッズも見る感じのロボットアニメ、みたいな印象を受けたキャラクターの作画だった。


 もちろん、Vガンダムとか∀ガンダムとか、殺伐とした展開に見えないようにわざとあっさり目の作画にするという先例はガンダムでも普通にある。
 ただ、ナラティブの前日譚であるユニコーンはわりと高齢視聴者を対象にしているようだし、メカ作画もCGなども駆使して精密に描いている。


 そういう前作からの想定視聴者層の年齢とメカの描き込みに比べると、人物の作画がちょっと抜けているように見えて、うーん。ってなった。


※追記
 しかし、70~80年代のアニメは今のアニメよりも明らかに色の数も線の数も少ないけど、いまだに名作として語り継がれている作品も多い。79年の安彦良和先生のガンダムの絵はORIGINに比べると圧倒的に線が少ない。しかし、色気がある。不思議だ。


 来週で終わるんですかね?


 水星の魔女は放送開始前に特番をするらしいですね。Gガンダムから29年ぶりに、「帰ってきた!内山信二とマイケル富岡」特番をぜひともやってほしいものですね!


 謎のシルエットクイズとかでもいいぞ!

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